突然横山成分の渇望を我が細胞のミトコンドリア辺りから検出したので急遽描いてみたヨミ様1丁。
多分日本の悪役の中で5本の指に入る勢いで放電とか電撃とかそういう効果が似合う男だと信じてるわけですよ。
なんでまたいきなりヨミ様かというと、うん、先日日記を中途半端に止めて「あとで追記します」とか書いておきながら余裕で2日ほどほっぽったのには訳がありまして、
いやさー、この週末連休に我がオブサワ家には来客が多く、
私のツレは毎年この時期稲刈り要員として出頭されるのでまあいいとして、
今回なんか知らんが「13日に自分の住んでる場所一体が大地震で壊滅する」となんかの預言者なんだか占い師なんだかのありきたりな発言を真に受けちまった我が甥っ子が疎開の意味を兼ねて我が家に遊びに来るという良く分からん状況になってしまってだな。
先日まで全生活の頂点として「原稿」を掲げていたため部屋の中が魔窟を通り越してもはや異次元と化している今日この頃、
流石にこれはないわ…と心の底から反省したのでこの二日使って部屋の大改造ビフォーアフターを行っていたといいます。
しかも最近街に出た際、バスの中でうっかり鼻血吹いてしまったことに遺憾の意を覚え、この恥をせめて何かに生かせないかとばかりにさらにうっかり、鼻血吹いたその足で本屋に駆け込んでホモ漫画をありったけ買うというとんでもない暴挙に出た。
その結果が現在部屋のいたるところにその存在感をアピールし、さらには先日買ってしまったチームBL(実写版BL漫画御用達資料集)とか筋肉つき男性素体人形(無論まっ裸)、それらを駆使した微妙な原稿の数々が普通にその辺に散っている現実。
これを未来ある少年に見せちまったらそれこそ一族から査問委員会という名の魔女裁判が執り行われること必須、それだけは避けなければならぬと年末大掃除の数倍気合入れて頑張って片付けてみたよ。
そんな中、横山御大の信者な自分、宝である愛蔵版上製本仕様のバビル2世全8巻を自分の生息範囲半径2メートル以内のどこにしまっておこうかと場所を吟味とていたところついうっかり読みふけってしまってだな。
結果がこれだよ分かりやすいよ!とばかりに全ての作業予定をほったらかしてヨミ様描いてたこの羽虫。
横山キャラのあの大袈裟かつ隙のない動きが本気であこがれです。ヨミ様愛してる。
さてそんな前置きはともかく(前置きだったんだ…と自分でもびっくりだよ)、先日の寿司の話をずらずら書くよ!長いよ容赦ないよ!
つか考えてみたらまだ本編であるイベント本体の話まで到達してない現実が物悲しいんだが、うん、意味もなく今後も隙を見ては旅行記書くことになりそうですわはは。
●8/23 PM 6:00
人ごみがより一層濃度を増してきたなんばの町。
本屋の前で私とえっちょんさん、そしてえっちょんさんの旦那さんと合流。
早速件のすし屋へ連れて行っていただきました。
夕闇迫る町の中、不夜城のように煌々と明るいアーケードを闊歩する。
お店に着きました。カウンターは既に人がみっしりだ。さすが寿司ファンタジア。我々は二階に通されましたよ。
うん、この段階で普段寿司は回るものだと思っているオブサワさん挙動不審です。
座敷に通され座る、まずこの段階で既にわりと未知の領域。
自分の脳内きっと魚類の二文字しかなかったと思われる。
メニューを渡していただきました。男らしいシンプルなメニューに既に我が理性は崩壊寸前。
だがしかし、ここで一つ自分は自分に課しておくことがあったのだ。
それは、この呪われし体質でもあり、そして我が趣向でもある「酒飲み」を出来る限り封印しようということだ。
流石に普段のような爛れた飲み方はしてはならぬ、なにしろ素敵な皆様の前、せめて多少は乙女ぶろうではないか、
とか色々考えていた丁度そのとき、旦那さんがニコニコしながら私に声をかけました。
旦那さん「何飲みますか?(メニューを指差しながら)」
オブサワ「はい、
芋焼酎をロックで」
乙女ぶった酒を飲もう作戦、構想から2秒で撃沈です。おああああ。
そして悲しいことに私と来たら水物バンパイア。
目の前にある水分はあればあっただけ飲まずにはいられない性格からかいや違うなただ単に好物を目の前にしたサルのように持ってきていただいた焼酎をがっぱがっぱ飲んじまうという体たらく。
旨かったです。流石にいい焼酎でした。少しは反省しろ自分。
それにしてもえっちょんさん夫妻、大変素敵なご夫婦でした。
会話とか聞いてるとすごく心地よい言葉のキャッチボールされていてもしかもものすごく話題が豊富で超楽しい。
地元ネタとか、今日の道中の話題とか色々語らせていただきました。
楽しかったなあ。
いろいろとお話させていただいていたところに本日のメイン大登場。
ええ、来ましたよ、寿司が。
寿司様が!未だに携帯の写メの扱い方がいまひとつ分かってねえ文明から取り残されつつある自分ですが、
なんかとんでもねえ物が目の前にどーんと大登場。
瞬間、「
えひょあ」と変な音が喉から鳴ったよ!みてよこの寿司、すごくねえ?
しかもこれをいまから!あ、アタシが、食べるこの奇跡がもううわあああああああ
あとね、聞いてくれ、この写真だといまいち分かりにくいんだがとにかく寿司が、寿司のネタが超★ビック。
ビック・ザ・魚類よ本当でかいのです。
なんというか、我が地元で刺身等を所望するとしたらば、
なんか絶対お前テレビでみのもんたあたり見学しつつてきとーに切ったろうっていう三角形の形に切れてるしかもたまに繋がって切れきってないイカの刺身とかが無造作に突っ込んであるような刺身セット580円を買うか、
車で峠を越えて街に出て、ようやく人並みの刺身をゲットするために片道40分の道のりをかっ飛ばすかのどっちかしか道がない山間部の人間からしたらば、この寿司の驚愕全て巨大さはまさに奇跡、神の所業だった。
寿司の前にうっかりひれ伏しそうな自分に対し、旦那さんがどうせ撮影するなら比較対象があったほうがいいよねとジェントルメンにもタバコを横にそっと置いてくださった。
な、な!すごかろう!
だって、明らかに
遠近感狂ってるもん。
後ろのタバコが妙に小さいのではなく、手前のはまち寿司があまりにでかいのだ。
アタシの馬鹿でかい口を持ってしても、一口でしとめることが出来ず半分近く外部にてぶらぶらしている勢いだったこのはまち。
縦にも長ければ厚さも半端ねえ。まさに寿司のアルカディア。オレの寿司(はた)の元に。
いちいち奇声を上げつつ寿司を食う不気味な生物をひるむことなく構ってくださったえっちょんさんたちには本当にひれ伏してお礼申し上げたいです。
つうか、こんな寿司の小宇宙にご招待いただけて本当に良かった、生まれてきてよかったワセローイ!ともう大変。
この日の夜は本気で寿司の夢見たもん、よほどうれしかったんだと思われます。
しかもでかいだけでなく味も半端なく旨いのなんのってもうね、もうね、この段階で自分大阪の町に移住決意する勢いだった。
うに苦手な自分ですら、その軍艦を口にした瞬間ヘヴン状態になったあの黄金色の食物は、きっと自分が生涯で口にしてきたうにとは別の物体だったんじゃないかと思ったよ。
その後も寿司の宴は続きます。
さんま皿のような長い器の上に、長々と横たわるゲソの姿。
しかしその正体はなんと1貫の寿司であった!(火サスのテーマ)みたいな感じで登場した、
もはや寿司の概念を覆した一品の前に思わずのけぞってみた。
シャリがあることはあるんだけど実際お前そこにある意味なくね?といわせたいばかりにつつましくゲソの下に存在する米たちと、
シャリとの比率がもはや1:9みたいな、長い器の上から余裕で漏れでてるゲソ様とかもうね、なんかもう大 好 き
そしてとっくに空になったグラスをみて、再び旦那さんに何を飲むかと聞かれ、
日本酒冷と答えたいろいろな意味で容赦ない自分の羽虫ぶりったら。
またその日本酒が旨いんだよーーさすが食の都ミラクル大阪、やることなすこと全てスケールが違うぜ!とばかりにやっぱりがっぱがっぱ飲んだ。
その後、追加注文で私がうっかり熱望というかむしろ切望した、イクラ軍艦が登場したとき、
私はそのとき、確かに時の涙を 見 た
神・光臨なんてことだこの奇跡!まさに寿司ファンタジア。赤い魔法の光臨です。
つーか、もはやこの皿は漏れ出るイクラ様を受け止めるが為にご用意されたものと行っても差し支えなかろう。
盛りに盛られまくった、男気だだもれなこの寿司の前に、写真撮る手もガクガクに震えてこのザマよ。
ブレブレで超見辛いのですが当時の私の驚愕振りを体感していただけたらこれ幸い。
イクラがなー、1ツブ1ツブがいちいち見事な弾力でなあ!
なんかもう、彼らを1ツブ残らず胃袋に治めた瞬間まさにハレルヤだったといいます。
きっとありえないくらいにいい笑顔だったと思います。うっかり彼岸駆け上がってあの世に到達する意気込み。
旨かったなーもう一度あの寿司食べるだけの為に大阪行っても惜しくないくらいに素敵なひと時でした。
思い出しただけでも数日幸せになれるぜ!ウッフー!
ものすごく申し訳ないことにお二人に奢っていただくというとんでもないビップな待遇に、
自分、週末は皆さまにお送りするための米を必死に刈るとこにするよ!例年になく気合を入れて脱穀すること請け合いです。
そんな、素敵時間はあっという間に過ぎ、腹も心もぱつんぱつんに満ち足りた後に私はえっちょんさんご夫妻と別れて岐路に着きました。
ちなみに栄光の寿司ファンタジア店はこちらです。
皆も行って体感するといいぜ、あの寿司を!そして私と感動を分かち合うといいよ!
→http://www.torasushi.kansai.walkerplus.com/ 「虎寿司」
その後たっきーたちと合流し、喫茶店でしばらく管を巻いたあと雨のザンザン降りまくる中悲鳴を上げながら宿へと駆け込んだ。
その後は二人で部屋でうだうだしつつ明日に備えて就寝したのだが、イベント当日に自分のスペースに本が届いているんだろうかと言う不安が付きまとっておりました。
印刷所から何の連絡もなかったので多分平気だと思うんだけど、もし何らかのトラブルが発生してたらお前、机の上何にもねえぞという恐怖。
その前にこのすげー雨明日までに上がっていてくれなかったらそれこそ死亡だぜと窓の外の荒れ狂う天候に震えながら、ベッドにもぐりこんで爆酔したといいます。
→つづく
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追記で拍手お返事でございますv
返信不要、ナイショ話の方もありがとうございましたー!
よかったらまた是非お立ち寄りくださいv