貼り込んで見た/正月怪談inみくし

2008不吉年賀状
お年賀イラストを貼り込んで見たよ。
ダウンロードフリーです。たぶん1月真ん中くらいまで。
そしてお正月はいろいろとお年賀イラストや小説などをがっつりいただけて大変ほくほくしてます。後日ありがたく飾らしてもらって見せびらかす予定。
とりあえず残り虫の息な正月休みを、血だれな絵を描いて過ごすことにする。
しょっぱなからなんというか、「殺し愛」が描きたいのだよ!という大変だめなスタートを切っておりますよこの女。

ところで追記でみくし転載文をひとつ。
正月から実にリアル不吉な話題をお届けしております。
幽霊心霊に抵抗がある方はノット観覧でお願いします。や、本気でしゃれにならんから泣。


年末年始は甥っ子に脅されて何枚ものイラストを奉納するべく原稿用紙と色紙に向かい続けた実にアレな年越しだったわけですが。
うっかり紅白で美川様のけったいな格好を拝見するのを忘れたァ!とか
外めっちゃ雪降り積もって二年参りいけないじゃないかーダルマほしいダルマ、神社でお神酒飲むのが年始の恒例なのにキィィ、とか
風呂に入ってるときになぜ花火大会が始まって一瞬で終わるんだ、とか
ごくごく普通に年を越しました。毎年大体こんな感じ。
で、
年を越した1/1の夜中もごく普通に夜間作業をしつつスカイプで同様にシュラバを戦う同士と自堕落にワインの魅力について語ったりしていたわけですが、
時は草木も眠る丑三つ時。

〜以下、稲川淳二 ちっくな雰囲気でお読みください〜

あれは2時くらいだったかな、ええ、夜中のですよ。
アタシはいまだ終わってなかった年賀状の作成に明け暮れてましてね。
正月だって言うのにいつもと変わんねーじゃん!と一人突っ込みながら、まあ今年もこんな感じで夜行生物なくらしなんだろーなーって思ったら、まあこんなもんかなって。
たまたま運悪くスカイプにあがってきていた友人を捕まえて、先日送ったワインはどうだったかい、え、まだ飲んでないだめじゃん正月だしホラ今から栓空けて飲もうよアタシも片手にカクテルの缶握ってるよウヘヘ、とか言っちゃって、いつものように自堕落な徹夜ライフを楽しんでいたわけですよ。
そんな時、こう、ふ、と何かが香ったんですね。
なんだろう、すごくなじみのある香りが、あ、これお線香のにおいだ。
なぜか真夜中、家族なんかとっくに酔いつぶれちゃっている正月の夜中の2時、当然仏壇に線香供えてあるはずがないんですよ。
でもね、すごく線香のにおいが部屋に充満してるし、まさか線香火がついたままじゃないかなっておもってあわてて仏壇見に行ったんだけど、やっぱり火なんかついてなくってさ、あれ、おかしいなー、なんか嫌だなーって思ったんですよ。
部屋に戻ってもにおいは消えないし、困ったな、と思っていた瞬間、
本当に一瞬でしたね。部屋の中が一気に真っ白な煙で充満しちゃったのですよ。
え、なんで、どうして、もう大変。アタシ失禁寸前。だって視界がかすむほどの煙で、線香のにおいがものすごいのなんのって。
ややや、これはよくない、いやーよくない。おかしい、普通じゃない、と大変取り乱したんですが、ふ、と煙は始まったときと同様に唐突に止みましてね。
いきなりクリアな視界に戻っちゃったから、アタシ、また驚いたんですよ。
でも匂いだけはしっかり残っているの。服に染み付いたにおいとか、今のが酒飲み過ぎての幻覚とかそういうのじゃないって示しちゃってるわけ。
ああーなんか、誰か帰ってきたのかな、おかしいな、正月に「むこう」から帰ってくるだなんて聞いたことない。
でも小学校のとき読んだ学校7不思議の本にはご先祖が帰ってくるとお線香のにおいがしたり鈴の音がしたりするって書いてあったし、ま、まあ誰かお帰りになったのかなあ、うんそういうことにしたほうが幸せだよね、と結論づいて、まだ部屋にたまっている線香のにおいを取るべく窓全開にしてみたんですよ。
やー寒い寒い、極寒のマイナスの風がなんだか心地よくってね。
そのまま酒あおりまくって、べろべろになって寝ちゃった、というわけですよ。

〜稲川風終了〜

という次第でございますブルブルヒィイイなんだったのかいまだ不明。だ、誰ー!


実は、我が家のもともとのうちは築200年以上の古屋でして。
しかも本家というかなんか結構いろいろと人の出入りが多かったりする宿屋だったらしく、なんかきな臭い談やきな臭い品があふれていたという実にカオスな場所でした。
そんな場が災いしたのか、昔から微妙に怪談話に事欠かないおそるべき歴史を持っていたっぽいのです。
で、最大級のレジェンドが2007年に大発覚しましてな。
10年ほど前に耐久200年を耐え抜いた旧家もいい加減限界を迎えまして、一族一世一代の大仕事として家を建て替えたんです。
で、その際旧家を崩していたら、床下からなんと抜き身の刀、大発見。
しかも2振り。
まるでなんかを封印してあるかのように床下にずんと刺さっていたその刀、訳も分からず祖母がそれを手に取り、今まで大事に取っておいたらしいのです。
もう一振りは当時我が家を建築していた大工さんの手に渡りました。
…それが災いしたのか何なのか、その後祖母は3度にわたりまるで切腹のような傷を残す手術を強いられ、そして大工の方は我が家を経てた後ほどなくしてお亡くなりになるという、なんだかあまりにも微妙な経緯をたどりまして。
これはおかしい、いくらなんでもおかしい、家建て替えてからなんか変だ、ということで祖母が知り合いの陰陽師に家を見てもらったところ、

どうやら発見された刀は「血」を吸っているらしく、大変危険なものであるということが大発覚。

ギョウェエエ!!!なんでそんなもん後生大事にとっておったんだぁばあちゃん!ということで急遽慰霊祭と刀の処分が大決定。
陰陽師先生による厳かな式が執り行われました。
それも私が東京ビックサイトで煩悩に鼻息荒くしている時期in2007夏に。
帰ってきたらそこら中に盛り塩があってなにごとぞと聞いたらこの体たらく。
なんでそういう貴重な瞬間に不在だったのだぁー!と嘆くことより
なんでそんな刀あった事知らせてくれないのかぁー!と叫ぶより
何よりも私が言いたかったことは
陰陽師の知り合いをいつ作ってたんだばあちゃんということ(汗)
そんな!ふっつーに考えて縁のなさそうな方がふっつーに我が家にきたんかいと思うと、そしてその間自分は煩悩炸裂していたのかと思うと、なんか式神の皆様にフルボッコにされたほうがいいと思うの自分(恥)
で、その後刀は陰陽師先生により処分され、現在安泰した日を送っているという次第です。
な に こ れ !
ネタのような人生を送ってるといわれて久しいですが、しかしここまでバリエーション富まなくてもいいと思うの!
と、正月早々頭抱えておりますオブサワですが、どうぞ今年もよろしくお願いいたします。
2008/01/05(Sat) 16:07:01 | その他いろいろ
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オブサワ
二次三次問わずオヤジジジィ大好物な困った人です。更に流血と被虐、縛りに萌える駄目な人です。実に注意。
●本拠地叫び穴
●連絡・感想・果たし状は1kangetu★cside.ne.jp(★を@に)
●話題の内容により注意を促すアイコンをくっつけたりします。各自自衛をお願いします。

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