叫び穴★日記兼最新ギャラリー魔窟

●オンデマ実験完結編

先日からいろいろと、本作る人くらいにしか話通じにくいだろう話題を飛ばす日々ですが、今日もなんとなく飛ばす。
なんでそもそもオンデマという方式の印刷使いたいというかというと、

・金額の安さ
・締切の遅さ
・小ロット対応

というところが魅力でなあ。
そもそも自分今後イベントにまた参加できるかといったらちょっと自信ないんで、そんな本大量に生産しても仕方なかろうって感じで。
むしろせまーい範囲の内容をせまーい部数だけ作って配り歩いても良いんでねくらいの感覚なので、そうなるとオンデマンド方式ってのが一番今あってる気がするんだわ。
だけどオンデマンドとオフセット印刷はそもそも方式や印刷の方法、インクのしみこみ方にいたるまで全部違うのさ。
なのでオフで作る原稿そのまま突っ込んだらオンデマだとどえらい目にあうぜ!見たいな事は散々聞いてたもんだからそりゃもうビビリながら調べるって物よ。
この前印刷実験で昔出した本のめっさ黒いページを出力してもらったんだが、確かにドットは荒めかなあってなるところもあるんだけどぜんぜん許容範囲。
むしろ自分の原稿が鬼のようにグレースケール祭りだからドットになってくれたほうがトーンぽくて大変うれしい!
おおおおなんだもしかしてオンデマと自分の描き方はいい感じにベストマッチというのか、時代が私に微笑んだというのか!とたいそう喜んでおるわけです。
でもいろいろ調べて、オンデマだとこの辺危険よゾーンが見えてきた。
グレースケールで言うなら
・15%以下の薄い灰色
・60%以上の濃い灰色
は、飛んだりつぶれたりは印刷機の采配しだいだと。この辺はオフセットよりシビアだと思う。しくじると確実にグラデジャンプや抜けが発生する。
あとは線が細くて黒い原稿だと飛びがちになるとか、オンデマの特性ゆえに黒多く使うとページがてかるとかいろいろあるんだけど、まあ何とかなるだろOKOKと思いつつ原稿に色つけていたわけですが、



…果たしてこれで全うにつぶれずに出力されてくれるかは本当にわからんといいます。
しかも今のところどのページもこの周辺レベルの黒さというから印刷屋にとって天敵猛禽類みたいなことになっとる!
また原稿を試し刷り出して確認しないと本気でちびりそうだ。
その前に謎のメモ帳とか作って配りたい病に冒されておる。春になってきたのでなんか作りたいみたいだよ!原稿しろって話だよな!泣!