夏の大祭日記(熱闘編)

羽虫帰ってきたよ。
2泊3日の強行軍、全身にあせもこしらえる勢いで暑さと戦いながら東京の街を闊歩しておりました。
すげーー東京ビルの照り返しでじりじり焼け焦げそうでしたとも!
だがしかしそんなことではひるまぬ、媚びぬ。帽子を急遽ゲットして万全な体制をとって夏の祭典襲撃してきた。
が。
8/14、オブサワさん本命の日です。
朝、メールの着信音で目が覚めた。
見ると同志べにさんから素敵激励メール。
おおーーうれしいな!しかもなんという素敵なネタ!ヒャッホウ夜明けだこれぞみたいな朝から変な脳汁だだ漏れつつ携帯をもう一度見返す。

8:30って 書いてあった

え、あ
あっああ

超 寝 坊 !!




いやさ、前日絵師の方と打ちあわせ兼飲み会したんですよ。
半日画材とか見て回ったりして町をうろつき銀座で浴びるようにビールとジンジャエール割ったやつ飲んだわ、そんでいい気分で宿に帰って案の定宿への道のり迷子になって半泣きで夜の街うろついた挙句もう一個ビール買ってあおって宿にたどり着いてそんで2分無料のえろ番組すかさず閲覧してそして寝た。
明日は8時には会場にいなきゃなーうへへ本ゲットしてあわよくば色々と語りたいなあそりゃもう色々と!とか輝かしい未来予想図にうきうきしながら寝床で大の字になって爆眠した、そしたら

今まさに会場にいなきゃならないお時間に、オイラ超起床。

うあああーーーー
なんという失態、宿の場所柄どうにも会場まで結構な距離、しかも荷物(大量)をどっかのロッカーにぶち込んでいかねばならない緊急事態なのに、なのになんで今自分は悠然と飯を食らっておるのだという状態。しかも振り乱した髪に血走った目、とどめに半裸という状態でパンをむしり食う姿はもはや魔境。
だがしかしせっかくの日ですから化粧だけは怠ってはならぬ。
そんな最後のケッペンだけ残っていたっぽい女の意地で必死に顔を塗りたくって宿を飛び出した。
うああーーーなんということだなんという時間狂わせ!
わ、私の輝かしい計画がしょっぱなから死亡確認。
ちなみに8時に会場についていた場合、結構長い時間をその場で待つことになると思ったので、ここぞとばかりに愛を綴ってお渡ししたい、あの人とかあの人とか!みたいな感じで差し入れに添えるカードにいろいろと不吉になんか書こうとか思ってたわけです。
当然無理というしょっぱい結果になったわけでよ。むしろ会場にどうやったら1分でも早く着くだろうかが問題だロッカー空いてねえええ!!
ガロガロとカートを引きずりながら新宿の駅を疾走する。
やっとこさすげー場末の場所に1個だけ空いてるロッカー見つけて、背後に怒りと悲しみの視線を存分に浴びつつ(同時進行的にロッカー探しに奔走していたらしい親子連れの姿があった)荷物を手早くぶち込んで電車に飛び乗った。
今回、結局友人の都合も会わなくて1人で列に並ぶ事になってた。
でもこのアホのような失態に1人でよかった、本当によかった!!と血反吐を吐く思いで安堵しておりましたこの屑、すっごい屑。

そして会場。もう既に入場始まってる時間でな、ものすごい人がアマゾンあたりの魚の散乱のために川を逆流しているようなそう言う光景が広がっておりました。
もちろん私も激流の一部に加わったさ。
会場を一周するようなちょっと見たことない迂回の仕方を延々しながら40分ほどで中に入った。
やったーーやっと会場だよォと安堵するわたくし。
この間、先日の日焼け鳥もも事件で日光に当たると即座に腕の皮膚が焼け爛れる吸血鬼スキンのために泣く泣く着込んでいた日焼け防止用の黒いカーディガン(指先までびっちり)と首元に長いストールを巻きつけた、一族に越冬越えといわれた姿で気温30度越えの外気にさらされていたわけです。
もう暑い、暑くて耳から蒸気でそう。
会場に入ってやっとこさカーディガンをむしりました。ハラショー室内冷房、今お前を最大級に愛しているのはこの私だ。
さてまずは友人の買い物を済ませて、そんでイザ自分のお楽しみのために会場にダイブ。
この日、金曜日という事もあってかマックスな時に比べると若干人の数はおとなしめだった気がします。
おかげで歩くには大変ありがたかった。込んでるところは相当雑巾絞りみたいな事になったけどそれでもさくさく買い物できたよ。
いいなーこの熱気。またオフラインに戻りたくなりました。来年の夏あたり本気で考えたいぜヒヒとか命知らずな事を考えつつスペースを練り歩いてたとき、
そう、まさにその時

…出会ってしまったのです。

ハゲ様に


な、なあ
14日のあの日、12時30分〜1時あたりにかけてロクマンスペース周辺でワイリー様の格好をしたナイスお方を見かけた人は他におらぬか。
だ、だってさ、アタシ後姿しか拝見できなかったんだけど、目の前に人の川があって対岸におられたハゲ様に近づく前に見失っちまってさ、
だがしかしアレはまごうことなきハゲだった、だって一般の人あんなハッスルこうもり頭(しかも白)に白衣着て普通同人誌買いに来ないじゃない、
それとも何か、あれは常々「どっかにワイリー様はいないものか、むしろなぜいないのか解せぬ!世の中不条理だキイイ!」と叫んでいるのが日常な可愛そうな頭の羽虫が熱気の中うっかり見ちゃった幻か願望か!
ああああああああーーーーーー!
正面からお姿拝見したかった!ああああ!ジュテーム!!!
と、散々に狂乱したわけです。素で「へあっ」て声でた。

一気に毛穴開いて化粧がなだれた事にもかまわず、本買いつつ差し入れを渡したりお話させていただいたりと大変充実した時間を堪能しました。かまってくださった方々、本当にありがとうございましたーー!!
しかし思うのな、普段お会いするときは多少自制心とかその辺を固めて少しは真人間に近くなった形で接する事ができる(はず)なのに、イベントみたいなときなんざそんな自制心などどこぞへ消し飛んで、まさに「素」というしかない残念な状態で萌えとか燃えとか語ることになるわけだ。
そう考えると自分が尊敬してやまない方々の前では常にその残念な「素」しか見せてないのか!!ああ!!と頭抱えたくなる。
だが当時はそんなことにも気づかず存分に駄目な方向へぶっ飛んだ状態をお見せしておりました、なんかもうすみませんすみません、でも心底楽しかったですヒャホウ!!
タイミングが合わなくてあえなかった方もいてそれが心残りでしたグスングスン相変わらず間の悪い。
そして自分の用事が片付いたところで蔵さん夫妻と連れと合流。今回珍しくアニメ系とジャンプが一緒になったんだけど自分的にはこの日程は実にありがたいと思った。
役立たずに売り子のお手伝いをしつつ、イベント終了後飢えに飢えた我々は飲み屋にGO。
その前に本屋めぐりを行ったりしてさらに腹が減ったためか、飲み屋では酒を一滴も飲まずにとにかく食べる、皿が出てきたとたんに空にする勢いで食べ狂った。
めっしゃり食べて満たされたところでいつもの宿に戻り、この日は前日の失態を深く反省しつつ早めに爆睡しました。
なぜなら次の日は、相棒やまぐっちに笑顔で1000円札60枚ほど握らされている超★ド級の買出しが控えていたわけです。こえええーー今回ジャンル新しいところだからじゅうたん爆撃と化しているわけです。
翌日はほとんど自分は用事がない日なのでがんばらなあ。

で、15日朝。
朝食パンをもしゃりつつイザ出陣。
会場について思ったの、なんか…前日より半端なく人多くね?と。
この日、確か東1〜3あたりで人気ジャンルが集結していたと聞く。
その影響かも知れんなあと我々4人も人の濁流に加わった。
じりじり待ちつつ相変わらずの吸血鬼スタイルで既に体内の水分が耳から出払ってる気がする訳です。
この日は超快晴だったの、前日曇りだったからまだよかったのに何この肌に突き刺さる熱視線。
インタビューウィズバンパイアのワンシーンで、井戸みたいなところに閉じ込められた吸血鬼たちが正午になって太陽が井戸の真上に来て悲鳴とともに灰になってくシーンを髣髴させるようなそんな感じでギャアアとなってた。
やっと会場の中にたどり着いた。やっぱり人が多い、なんか東館から入ったんだが西に行きたい我々の前に謎の人垣。
わけも分からずならばされてみたものの、それは結局東4〜6に入りたい人たちの人数制限列だったらしく、とんだ時間ロス。
蔵さん夫妻は東へ、私と連れは西へ。
手分けして本をゲットするために、毎回活躍する謎の金魚型巾着に金をぶち込んで連れを戦地に送り出す。
さらに毎度のことながら連れはBL本などをゲットする際に結構な確立で「男性にはお売りできないんですよ」といわれるらしく、今回も見事に洗礼受けてべそべそしながら帰ってきた。
人数は多いものの西は比較的歩きやすく、なによりもすんげーー風の通りがよくて涼しかった!
快適であるとばかりに機動力も上がり、結構さくさく買い物が終わりました。
ここでも自分の用事を済ませつつ、差し入れいれたり語らせていただいたりと大変充実したわけですウフ。
さて西での買い物が片付いた。
次に東にご挨拶したかった方がおられるので今度は東行くべ、とでかいエコバックがぼちぼち球体になろうとしている物体を二つ抱えた我々、イザ東へと歩を進めたところ、ものの数秒でその歩みがフリーズした。

何 これ

なんか、なんか西ホール出てすぐのエントランス部分にえっらい人の列。
聞けばコレ、東に行きたい人たちの列だと。
え、え、何これ
ちょ…ぴくりと動かない列の前に早々に白旗をあげた我々。
無理だ、あんな、東へ抜けるためにものすごい列ってるの見たことないよ…。
どうも東の人気ジャンル周辺が煉獄になっているらしく、その余波で多大な渋滞が発生しているみたいだった。
ああああ、渡したかった差し入れ!ほしかった本!
しかし今の体力と荷物でこの列にならんだら多分本気で力尽きる、エネルギーゲージでいったらあとのこり4とかその辺くらいしかなかったわけで。
そこでやまぐっちの数か月分の労働の対価を箱に詰めて発送し、身軽になったところで蔵さん夫妻と合流。
そのまま会場でてお台場にガンダム見に行ったよ。
あれすごいのな、本当に等身大のガンダム様が悠然と突っ立ってる!
さらに丁度時間がいいタイミングで、謎の音響とともに目が光って首が左右上にと動いてくれるところを目撃した。
全身の間接パーツから煙吹いてるのがいちいちかっちょいい。
ガンダム堪能した後はそのまま新宿まで戻り、映画見ようと思ったらうっかり最後の上映までチケット全滅という憂き目に合って失意のうちに電車に乗って帰る羽目に。
途中大雨で立ち往生するわ、でかい花火大会の余波で電車がいつまで経っても来ないわ、散々な目にあってしまった。
日付が変わる直前に家にやっとたどり着き、定番となった曙ポーズで死んだように眠って起きたら翌日昼でした。

そんな感じで実に堪能した2泊3日でした!戦利品をウハウハしつつこれから「盆明け提出でいいよ」の仕事を必死で取り掛かることにする泣

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追記で拍手お返事ですー!
ありがとうございますv
拍手お返事の巻

>8/9に拍手を下さった方
大変お返事が遅くなりましたー!
出目金フォルテ、本当にコイツはいい感じに目つきが悪くて大変に素敵ですv
ね!ね!!どうしたってやっぱりここはフォルテって名前つけちゃいますよ笑
赤目だったのも何かの縁だと信じているわけですウーフーフ。
最近のフォルテは、ちょっとしょっぱなからやんちゃしすぎて先住者に追いかけられ、岩場に息を殺している感じです泣
だがしかしちょっと油断するとすぐにでかい白の子にまとわりついているので、このでかい白を今からワイリー様と呼ぶことにしました次第です笑 なんでかいつも横にくっついておる。
もう少し体がでっかくなってくれればきっと水槽最強の座を目指して飛躍してくれそうです。
もっと食って育つがいいと人間どもは目じりを下げておりますv

>抱き合うとか抱きつくって…
そうなんですよね、基本なポーズにもかかわらずなんという精神の削り方。
そんなわけで下の記事にておとんと息子で描いて見たものの、これはこれでいろいろな意味でキました笑
親の猫ッかわいがりとか頭わしゃわしゃとか最高デスヨねえ、これはもう皆かくべきだと拳固めて叫びたいものです。
普段反抗期な子が、時たまおとんにしがみついてるとかなんかの奇跡だよなあと。
とりあえずワイリー様は黒い子を心の底から愛してくれていると信じて疑わないわけですv
不吉なサイトですが、楽しんでいただければこれほどうれしい事はありません。
また是非いろいろと語らせてやってくださいませv

その他、ナイショモードの方々、メッセやスカイプでかまってくださる方々、拍手鳴らしてくださった全ての方に感謝ですvありがとうございますー!
2009/08/16(Sun) 22:06:28 | 叫び
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オブサワ
二次三次問わずオヤジジジィ大好物な困った人です。更に流血と被虐、縛りに萌える駄目な人です。実に注意。
●本拠地叫び穴
●連絡・感想・果たし状は1kangetu★cside.ne.jp(★を@に)
●話題の内容により注意を促すアイコンをくっつけたりします。各自自衛をお願いします。

流血やら縛りやら被虐やら不吉な話題注意


ホモやら乳やらわりとアレな不健全な話題注意

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