原稿語りと心理バトーン

原稿のきれっぱし

今日の原稿のきれっぱし。
なんかこの漫画ほんっと爆発シーンばっかだ。
爆発がある意味テーマだから仕方ないんだが誰だこんな面倒な内容作った奴ァと鏡に向かっていちゃもんつけるのが日課ですトーホホ。
ちまちまときれっぱしを載せて己の尻を16ビートで叩くひとりSMの日々ですが、
最近複数の方に「どうやって漫画描いているのか」と聞かれたので調子付いて追記に自分のただれた漫画描き概要をぶち込んでみた。
どうも、無駄に長いこと漫画描いているくせに漫画の描き方をよく理解してないところがなんともアレです。わはは。
他の方の作品の作り方のプロセスとかイラストの描き方とか拝見するの激しく大好物なのですヨ。
絵を描く場合、人物ならまずどこから描くとかそういうのも激しく興味あります。
ちなみに自分の場合、ワイリー様や警部殿を書くときはなんでか眉間のしわから描くといいます。
顔に凹凸のあるタイプのキャラの場合はたいてい眉間から描く(何故)

ってそんなことはどうでもいいんだ!
先日夜にアップするとか抜かしててすっかり日にちが経っていまだアップできてねぇこの体たらくなんだが、
頂き物の嵐にオブサワ感涙ですもうちょっと待って、今抱えている面倒くさい物件片付けたら即座に見せびらかしますゲヘヘ。
もう、もうとりあえず黙ってみてくれこのすげーのを!!と世界の中心で萌を叫びたい!
えっちょんさんと、戦友たっきー、そして飛翔うかいさんからイラストと漫画をもらっちったよ!
ウハーハしばらく白米で飯がいくらでも進もうものよ!
たっきーからもらったものは、まさに今自分がちまちまちまちま描いてる漫画のイメージイラストで、
この敵の変態のコスチューム配色ってこんな感じだったんだ!と自分で作った敵の癖に驚き喜んでいる始末。ヒャホーイ!
そして、本当に両端に二人で固められて説教されたいと本気で願う素敵警部殿2人まさに緑vs茶なイラストを強奪してきたり、
シグマ様の猫耳という実に貴重な内容の漫画とかもらっちゃってもうクッハー!!
動機息切れで強心切望。
本当にありがとうございます幸せです実に幸せェ!
だからこそちゃっちゃといろいろもろもろと始末して意気揚々とアップしたいのになんてことだ今月は実に天中殺。
自分の限界とふがいなさを地味に体感しまくる言葉攻めプレイ月間と勝手に名づけました。こんちくしょう今に見てろ(何が)。
そんで漫画の下書きが終わったらなんかお礼と称して不吉なものを送り付けたい外道1匹。
下書きあと32枚もあるがな、いったい何枚書けば気が済むんだ自分(泣)

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hisuiさんからバトンもらったよ!(ありがとうございます!)
なんかめずらしー感じのバトンに実にどきどきしておるチキンハートオブサワ。

■心理テストバトン■

おうおうおう、またもや自分のただれた部分をご披露するひとりSMプレイ勃発かと思いきや、今回の趣向は一味違うぜ!という内容でございます。
よっしゃばっちこーいこいこい!

●最初に回す人を5人
やってみたい猛者大募集。
皆でいろいろと自分心理の大発見に身を震わせるといいよ笑
とりあえずいつものごとくたっきーとやまぐっちは必至だ。
そして、reniさんよかったら答えてやってください〜v回答超みてみてぇ。

●次の接続詞に続けて文章を完成させてください。みな独立した文章です。
(1)【しかし】
(2)【やがて】
(3)【ただ】
(4)【だって】
(5)【そして】

ということらしいので、何も考えずに文作成してみることにした。
結果、

(1)【しかし】鼻水が止まらない
(2)【やがて】ティッシュボックスが空になる
(3)【ただ】ひたすら締切に追われる
(4)【だって】どうしようもないじゃないか
(5)【そして】振り出しに戻る

まさに今そこにある危機(泣)
春の花粉は平気なのに初夏の花粉でアカシアとブタクサと稲に苦しめられている自分です。ズールズール。
そんで仕事も原稿もザッツ締切デットフィーバー真っ最中で実に死亡遊戯。駄目な大人の見本市だこんにゃろ。

それはーさて置いて次だ次。

●次の言葉のあとに言葉を埋めて下さい。
(6)【水たまりは】
(7)【あの子って】
(8)【今日の私は】
(9)【すこしは】
(10)【涙は】

うむ、先ほどとは異なる感じで攻める方式だな。
きゃっきゃと埋めてみた結果がコレだ、

(6)【水たまりは】避けて通るな突き進め
(7)【あの子って】いちいちツボをついてて困るぜ
(8)【今日の私は】最大規模にヨレヨレだ
(9)【すこしは】この気持ち、わかってくれまいか
(10)【涙は】とっくに出尽くしたので鼻の通りが最強だ

またもや現在の状態をそのままトレースした回答にちょっと泣いた。
ここんところいろいろありすぎて実にヨレヨレでしたわい。
だがしかしもう吹っ切れた。もういいゴーイングマイウェイという、落ち込むのも早いが立ち直りも早い鳥頭。

ということでして、この回答による心理テストの結果が以下になるということですよ。
現時点、回答終わった段階でまだ答え項目をしっかり目を通してないからどんな結果なのか実に恐怖だ。

●心理テスト結果
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(1)『しかし』とはこれまでのことを振り返るときに必ず使います。つまりこの後に続く言葉は『今までの人生』を象徴します。

(2)『やがて』は近い未来を予想、あるいは予測する時に使います。あなたが今一番気になる未来…『恋人との行方』を表します。

(3)『ただ』これは後に『…だけ』などが続き、非常に少数なものを語る時に使う接続詞なので『一人の時のあなた』の状態がここで浮き彫りにされるでしょう。

(4)『だって』はもちろん言い訳する時の常套句(じょうとうく)です。あなたが言い訳する時、あなたが知らず知らずのうちに自分の欠点を語っているのです。人のせいにしてしまおうと言い訳しているはずなのに、実は『あなたの嫌なところ』をさらけだしてしまっているのです。

(5)『そして』は現状を受けて、その延長線上『あなたの老後』がここに映し出されてます。

(6)『水たまり』というのは真実を映す鏡の象徴でもあります。水たまりをどうとらえるかによってわかるのは『あなたの本当の姿』です。

(7)『あの子』これは他人を指す言葉ですね。他人に対する言葉は裏返してみれば他人の目に映る自分を意識する言葉でもあるのです。自分をつくろったり、よく思われたいと願う部分、これは『好きな人の前にいるあなたの態度』です。

(8)『今日の私』、『今日』とあえて限定すると、とてもあらたまった気持ちになります。でもそこには、無理にとりつくろった偽りの心が含まれていることも事実でしょう。ここでは『ウソをついている時のあなた』が表れてしまいます。

(9)『すこしは』…出来なくてもいいからわずかでもいいから努力しなくてはと、自分を叱咤激励(しったげきれい)するような気持ちをこめたこの言葉から導かれるのは、あなたのやる気、つまり、『今年の目標』なのです。

(10)『涙』は喜び、悲しみ、感動とさまざまに揺れ動くあなたの心の代弁者です。大人への第一歩を踏み出した『初体験の時』の不安や喜びがここでわかります。
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えーと。
まず自分の人生の振り返ったところ「鼻水が止まらない」という結論はいかがなものかと思う泣
しかも気になる未来が「ティッシュボックスの中身」というのはさらに物悲しいんだが!なんだこのしょっぱい人生!
一人のときは締切に追われ、老後は振り出しに戻るという、なんかもう今と大差ない心理テストの結果にいろいろな意味で涙が止まりません。ちっくしょー。
ドリフ人生は今日も健在ですグスン。


追記でオブサワの漫画かき工程という実に無駄なものを長々と書き連ねております。
興味のある方はご覧ください★
つか、皆さん絵とか小説とかどういうプロセスでかいているんだろう。
良かったら教えてやってください〜!
追記でなんかいろいろ書いてみるよ。

というわけで漫画描きオブサワの作業現場の話題。
どうも自分、描くもの描くもの長編傾向という実にアレな状態ですが、
「どうしたら長編が描けるのか」という質問がありました。
いや!違うんだ話が異様に長くなる傾向にあるんだなんだか本当ごめんなさいと土下座したくなるといいます笑
10年ほど同人誌出したりしてたけど、すげえ確立でページ数が60枚とか超えてるぞ。
1つの漫画で最長156ページとか120ページとか描いてたりするマッシブな時代もあったといいます。
どれだけ滾ってたんだ。
製本された漫画のみっしり詰まった箱がイベント会場に届いたとき、
ぎっくり腰寸前になる激重い箱に何度も泣かされたわ余裕で人殺せる泣

しっかし、何で長くなるんだろうと正座で自分の脳内と向き合ってみたところ、
どうやら「描きたいシーンと描きたいシーンの間を埋めるのがすげえ苦手」
という駄目な結論に達した。
なんか、物語を考える場合、自分は基本的に要所要所のクライマックスっぽいところをてんてんと飛び石状態で思いついてはその辺のチラシの裏にシーンを書き出すことからはじまるんですが、

シーンA→シーンB→シーンC→ラスト

の、→の部分が壮絶に思いつかなくて困る。
つじつま合わせなきゃならんわけですから、
→部分はもう必死に脳使ってなんとかシーンつなげようと試みます。

主に便所か風呂で

や、聞いてくれ、何か考えて案が浮かぶときって便所とか風呂とかの確立高くないですか?
風呂でうええーいと駄目なオヤジっぽくうなっているときとかなんか脳内に光臨したりするんだよ。
とりあえず趣味でも仕事でもネタ出しに困ったら風呂はいることにしてますたとえまっ昼間でもだ笑
この辺の、「ネタ出しに風呂便所」は昔某漫画家さんのアシスタントとして背景描きに通ってた時代に培った秘儀だったりする。
なんかいい感じリフレッシュになるので煮詰まったときの対策として実にお勧めです。
ただし便所にあまり長くこもっていると家族に「どんだけひどい便秘なのか」と問われて悲しいことも多いので注意笑

そんなしょっぱい過程を踏んであらかた話のネタがまとまったら、またもやその辺の紙の裏にネタの時間系列を書いていきます。
プロットというものに該当するのかな、コレと首傾げたくなるくらい微妙なものですが、キャラ別に誰それがどこで何があったとき一方で他の誰がどこそこで何をしているか、というのがなんか日本の歴史年表いいくにつくろう鎌倉幕府ちっくに並べられてる、自分にしか分からないもはや暗号な図解を書いていくわけです。
自分で考えたネタの癖にこの年表(仮)がないと自分で何かいてるか分からなくなるというから実にしょっぱい。
しかも年表作成時に、ああこのエピソードも入れてぇゲヘヘと欲が出てきちゃったりするのでますますページがかさむというジレンマ。
せっかく清書と称して手書きで描いた張本人ですら解読不能な文面をPCにインプットして出力した紙にまたさらに手書きでごりごりと書き足していくのですでに紙の上はカオス、
このまま余裕で12使途呼び出せるとちがうかという不吉な呪い文と化しております。

で、そんな呪いプロットを元に、今度はコマを割っていくわけです。
この辺の作業はネーム切りというのか。
コマ割りつつ台詞や構図を考えていく、漫画の骨組みみたいな作業なんですが、オブサワこの作業本気で苦手。
台詞とか考えてると、すげーこう、なんというかウワア゛アアアアア!!!という気分になる。
特に決め台詞的なものとか書き出しているとね、こんなクサイ台詞言わせちまったよぉぉ!と悶え苦しむこと必須。
しかも自分の因果な理屈っぽい性質が災いして台詞が長くなるったらもうこの女。
こんな台詞、一息で言わせたら絶対に窒息死しますというのが余裕でごろごろしているので、後で必死に台詞を削らなきゃならんのです。
この辺もっと学生時代に国語勉学やっておくべきだったと超猛反省。
当然のごとく国語の「作者の考えを50文字以内でまとめなさい」とか大の苦手だったよ!
足りねーよ100文字くらいでとくと語らせろとか思うこの屑。
構図を考えてるとなんかもう、ボリジョイサーカスとか髣髴させるようなアクロバット過ぎる変ポーズばっかりさせたくなるのもどうかと思う。
この辺の作業はたいてい1ヶ月とかそういう単位で時間使ってしまいます。
そしてその後本作るとしたらその印刷の入稿締切に大いに響いてそりゃもう地獄。

ぜーぜーいいながらネームが完成したら次は下書きに取り掛かります。
作画の工程はざっと分類すると

・下書き ・ペン入れ ・トーン処理 ・吹きだし文字入れ

の4つくらいになるんじゃないかと思う。
ここの工程の、時間配分を間違えるとそりゃもー地獄なんだが、オブサワの時間配分はどうも異常らしく、漫画戦友たっきーに驚かれてみたりした。
比率的に

下書き:ペン入れ:トーン処理:吹きだし文字入れ=6:1:2:1

という斬新な結果になる。
下書きに異様に時間をかけてしまうらしいのです。
うおおどういうことだここはやはり仕上げ部分に力入れるべきじゃないのかと思うんだけど我が腸内環境のごとく下書きが動かざること石のごとく。
その代わりペン入れは異常に早いという訳わかんねえ、自分自身が訳わかんねえよわああんと泣き叫びたくなる。
基本的に下絵と主線ペン入れはアナログで行い、その後の作業はスキャンしてPCのなかで行う方法をとっておりますが、
うっかり下絵をB4の巨大原稿用紙にかくからスキャナーA4サイズが限界なスペック、面倒なことにでかい原稿を右・左と2度にわたって取り込み後で合成しなきゃならんという実にアレな作業になる。ギャアア。
ならばA4サイズの原稿用紙に描けば解決!と脳では分かっているんだけど、
オブサワ、昔からでかい紙でしか原稿がかけない体たらく。
でっかい紙面使っていてもなんでいちいちコマの中身がミニマム過ぎて解読不能なんだということも少なくない、なんかもういろいろな意味で終わってる。
だって、もうすでに適当な落書き1つ描くにしたってB4の真っ白い雪原がないとちいせえなあオイとか思っちゃうくらいだ。
おかげで現在作業部屋の大半が白い紙で埋もれておるわい。
下書きで無駄に書き込んでもペン入れで面倒だから省略すんべ、となんとも意味のない工程を延々と繰り返してPCに取り込み、
気が済むまでトーン処理や背景を書き込み
(なんでか背景だけはPCのなかで作成するといいます。主にマウスで描く。ペンタブとは現在も冷戦状態が続いてますよ!奴ら本当に相性悪いぜ!今自分がどこに何描こうとしているのか本気で分からん)、
そんでネームで書き出した台詞を参照して吹き出しに台詞を再構築し
(というのはたいていネームで書き出した台詞は薄ら長いのでいざ原稿に書き出そうとすると余裕で吹き出しからはみ出すという悲しさ。仕方ないので足りない脳をすげー使って台詞の推敲を重ねて突き出しにナントカぶっこまなければならないという。大体吹き出し書きは締切前々日当たりから開始されるのでこの辺の作業は常に悲鳴を上げながら徹夜状態で行うのが常だという物悲しさ)、
データに書き出して、そして栄光の印刷所への入稿と相成ります。
この段階でもはや徹夜3日とか普通超普通。
いかに無駄な工程踏みまくって自爆しているかがわかる瞬間です。
そんで後日、本になったのがお手元に届いて内容確認するとたいてい誤字を見つけてギャアアアと叫ぶ。
どうしたって誤字に気がつかないいろいろぎりぎりな当時の精神状態を思い、お前がもっと早く原稿に着手していれば、と自分自身をセルフSMすることになります。
いつものことか泣

わあなんて長文、誰が読むんだこんなのとか思いつつ、こんな感じで漫画描いてた自分です。
原稿の最中はすげー辛いけど、でも結構楽しいから止められない止まらない。
漫画描くという行為がすでに人生の一部となってしまっているらしいので、今後も何かしら描いてアップできたらいいなとおもっております。
でも漫画描くので一番幸せな瞬間は、脳内でネタを転がしてニヤニヤしている瞬間だと思う笑
2008/05/20(Tue) 15:11:15 | 叫び
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オブサワ
二次三次問わずオヤジジジィ大好物な困った人です。更に流血と被虐、縛りに萌える駄目な人です。実に注意。
●本拠地叫び穴
●連絡・感想・果たし状は1kangetu★cside.ne.jp(★を@に)
●話題の内容により注意を促すアイコンをくっつけたりします。各自自衛をお願いします。

流血やら縛りやら被虐やら不吉な話題注意


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