叫び穴★日記兼最新ギャラリー魔窟

さて、オンラインでは殺伐だ危機だ殺し愛だなど物騒なことを撒き散らしつつ実に我不審者なりとどこから見ても立派な不審者の笑顔で絵を描いたり塗ったりしている人ですが、現実世界では雪かきに追われたり犬の散歩で雪原を縦横無尽に走らされたりと割と普通に暮らしてます。普通だってば。
今日はごく日常の一部を無駄に書き出してみた次第。

※写真 : 露出オーバーで真っ白になっちゃった写真のようだが我が仕事部屋の窓から写真を撮ったらこんな感じにしか写らなかったという例。
ちなみに木々の後ろの白いのは雪原と化した田んぼです。見渡すかぎり白一色という。

雪ばっか降ってます。
ついでにものすっごい寒い地方です。マイナス20度記録したよどれだけ冷凍庫なんだここは。
今日は昼は一度晴れたものの犬の散歩の時間になったら待ち構えていたかのように雪に降られ、それでも我は散歩に行かねばならぬと泣き喚く黒犬を引きずりむしろ引きずられるかたちで連行されつつ、雪狂い舞う白い闇の中をひたすら走るという苦行に出かけました。
私の住処はどこに出して恥ずかしくないくらいの田舎、犬散歩コースは当然その辺のあぜ道だったりもはや獣道としか言いようがない修羅の道だったり、雪かきもされていないようなところを半分埋まる感じで進んでいくのですが。
雪は昼間の気温の上昇でちびっと溶けておりましてな。
しかしながら現在のパラパラでも踊っているかのような雪乱舞のより冷却されて壮絶に凍っております。
雪の上なのに自体重くらいじゃへこみもしない。都会からおいでくださった方がヒャッホウ雪だ雪!と目の前に広がる白い雪原を目の当たりにして感動のあまり自分の体で｢大」の字を書こうと試み雪に飛び込んだところ大惨事を引き起こしかねないそういう硬さ。
そしてとにかく滑る滑る、受験生はこの時期この地に近づけてはならぬという勢いでもー滑りまくり。
自力で走行が不可能ってレベルまで凍っているところも多々ありましてだな。
そういうところはただ足を乗せただけで見事に股裂きの刑が体感できます。非常に股の危機(泣)
そんなデンジャー地点で、ええ、私のことですから当然すっころんで硬質な雪の中に顔を埋める羽目になったのですが、ちょうど運のないことに我が黒犬の前方に女性の影あり。
うちの駄犬は人間が大好き、しかも女性が大大好きというスケベ野郎な訳ですが、イイヤホウ!お嬢さん!ワシをなでれさあ今すぐ!と女性に向かって大突進を始めたからたまらないのはこの私。
ひっくり返りつつもリードは離すことなく握り締めていたので、スケベ魂に火のついた犬、その巨体30キロのボディを弾丸のように発射させたその勢いですっころんだ態勢のまま引きずられていく自分。

「ちょ、ま、おま、おぼかがぼいてせspqv;lk」
↑雪の中に顔突っ込んだまま進むので口の中に雪がたまる

しばらく人間ラッセル車として雪かきを我が肉体で行っていたわけですが、しばらくして犬のほうが後ろの飼い主のザマに気がついてなんか申し訳なくなったのか、その場に立ち止まってくれたのでようやく雪から脱出。たまった雪を吐き出す。全身につもりまくった雪を落とす。
気がつけば、普段なら到底これないだろう、よそ様んちの田んぼの真ん中あたりまで引きずられていたようでした。
普段だったら冬の田んぼなど泥と泥水の祭典ですから雪が厚く積もってて良かったと本当に心底感じつつ、この微妙にすりむいた鼻の頭をどうしたものかと思ったりするわけだ泣
しかし、このまま田んぼの真ん中にたたずんでいたら当然超不審者丸出しなので、大慌てでそそくさとその場を後にしました。
田んぼに向かって突き進むように、一直線に伸びる謎の溝が今日の夜の降雪で一刻もはやく消えてくれることを祈るばかりです。
とか思っていたら近所のおばちゃんが家に尋ねてきまして。
オブサワちゃんさっき犬に引きずられてたでしょうーもーおばちゃんびっくりしちゃってぇ、とか言うのよな。
お前、そばであの惨劇見ていたんだったらぜひとも助けろ、いや、助けてくださいお願いします、みたいに強く思ったことは秘密です。
例のごとく引きつった笑みを浮かべて対応したさ。
多分明日中に近所に話が飛び火するんだぜこれだから田舎は!という話でございました。
皆さん雪にはくれぐれもご注意を。主に自分が。

追記で拍手お返事でございます。
ありがとうございますー!