ワイリーさんちの息子の話

メガミックスをうっかり「おんなじ本3冊もあるし今回のは買わなくてもよかんべ」とか思っていたらうっかり岩本御大による壮絶かっちょいいワイリー様の存在をソウルメイツ様情報から知って、そりゃもうのた打ち回る思いで密林様に「一冊届けてくんろーーープリーズギブミー女神」と超で遅れたスタートを切った羽虫です。
ずりいよなあ、漫画本体もすげー加筆してあるとか、いろいろ秘密資料が載ってるとかそういうのいちいち小出しにするんだもの、商売上手だぜとギリギリする次第です。

http://1kangetu.cside.ne.jp/oyajiji/image/531-f.jpg

そんななかフォルテを久しぶりに描いてみたりする。
なんでか最近ワイリーさんちの反抗期の息子を描くと妙に幼くなるのです。
逆に青い子は一体どこまで年齢が高くなるのか自分でも興味ある勢いで年齢高くなっちまってるわけです。10歳とかありえん。しかしフォルテは描けば描くほどなんだか丸っこくなる。
おかしいなーと思いつつ、どうにも自分の中でこの子はガキ大将らしいのでまあいいかと諦めおったわけですわはは。
メガミ発売によってまた本家が盛り上がってくれるといいなあと思いつつ、とりあえずはやいとこアタシのハゲを届けてくれとばかりに画面に向かって百度参りに余念がありません。

で、上のフォルテの件。
本当は、あと2枚ほど絵を書き足してワイリー様を取り巻く恋愛(違)関係についてとくと語ろうと思っていたんだが、ちょっとうっかり話させてもらっていたら不吉殺伐期が我に到来したらしく。
なんか乾期と雨季を交互に迎えるアマゾン地帯みたいな感じで自分に「普通な不吉期」「不吉マックス殺伐期」があるらしいのですが
梅雨到来目前になんでな夏先取りっぽく殺伐期到来。予兆はあった、だってあんな不吉な漫画ばっかり描きたがる段階でとっくに殺伐期だった気がするけどまあいい(馬鹿)
で、話させてもらってたときに「鼻血」について妙に盛り上がる事態となりまして。
鼻血!鼻血こそ燃え(萌え)滾るアイテムなんだがどうにも表立って言えないよなァこのジレンマという感じでなんだかくすぶっておりました。
ならば描くぜ俺は描くぜと獲物片手に紙に向かったんだけど、さすがに青い子たちで鼻血沙汰はかけない描くとしたら主にあのハゲがご無体なことになるんだがちょっと待て待て、落ち着け、と自己規制。
ちょっと脳内が殺伐してきちゃったので魔の4角関係についてのべるのは先延ばしし、とりあえず殺伐で鼻血なものを描いて追記に放り込んでおきました。
ええ、ちびたちで鼻血沙汰は自主規制でしたがおっさん連中は見事に該当外です笑
ワイリー様もちびたち絡んでなければ余裕で鼻血だったろうに。まあこの辺の殺伐はそのうち泥に放り込んでおくこと間違いなし。
まだちょっとロクマンで表に出すのははばかられます。警部たちだとなんでか堂々と出せるんだけどなあ。この爛れっぷりに完敗。

ワイリー様とロックの壮絶関係についての残念な超長文

http://1kangetu.cside.ne.jp/oyajiji/image/wily-rock.jpg

唐突になんか夢見がちなものをおいておくわけです。
本当は不吉漫画の続き5枚目をアップしたかったのだがうっかり藤沢の野郎の前髪に挫折して気がついたらワイリー様描きたいあのハゲをどうにかしたいという駄目な野望に身を焦がしつつなんか残念な結果になっておりました。
前回のあの、全力で駄目なワイリー様語りに反応してくださった方超愛してます。
皆あのハゲに惚れればいいのだ!一緒に魔道に落ちようじゃないかベイベ、と
なんだか地獄の水先案内人っぽく今日も私は駄目に生きてますトホホーイ。
もし不吉漫画の続きまっていた方がおられましたら大変に申し訳ない。
ペン入れまでは片付いてるのでそのうちひそやかにアップします。
というわけで今日も語るぜワイリー様について間違った愛を延々と語る会。
ロクマン知ってる人も知らない人もついてこれないこと必然な駄目妄想大会を追記にぶち込んでます。
本日のテーマは上の夢見がちな絵に表されるような、ロックとワイリー様の関係についてのどうしようもない妄想をすんげー真剣に書き連ねたいと思うわけだよ。かなりただれてているので追記に隔離。
だがしかしあくまでオブサワの妄想なので史実とは違ったりするかも知れんのですが、そもそも公式が何もいってないということなのでせっかくだし好き勝手妄想することにしたよここ二次サイトだしいいよね、ね!と訳のわからん同意を回りに求めて早速顰蹙を買ってみる。

拍手のお返事をこちらに載せておきますー!
ありがとうございますv

>5/25に拍手を下さった方
ウーフーフー!実はこの人のスペックはきっと気に入っていただける!という謎の確信に満ちていた奴です。多分警部好きな方は気に入ると思うのだと!
ワイリー様とロックの関係は本当に警部たちに通じるものがあり、ついでにこれまた本人がなかなかどうしてやることなすことえろいというからたまりません。
もっとこのハゲの魅力を全世界に!とか駄目な方向に全力を傾けていた甲斐があったというものです。
ありがとうございます、ぜひとも白衣を破り隊員として、こう、事あるごとに袖口とかすそとか、思い余ってついでにシャツもビャーッとひっさばいてやりてぇハアハアと人類失格的なことを真剣に考える今日この頃ですわはは。
何よりも自分が攻と定めて久しい青い子ってば、年齢が10歳前後というからおおおおお恐ろしい子!となるわけです笑
年の差40越え!!ヤッターと謎の雄たけびを上げる外道です笑
調子こいてうきうきとただれた妄想をつづっております。
多分9割がた自分の勝手な思い込みなんですが大体こんな関係よ!どこまでも警部とルパンさんの関係に似てる件について!となること間違いなしです。
きっとこういう距離感にこそ我が人生を見出したんだろうなあと実に感慨深い初夏の夜。
コメントありがとうございました!願わくばハゲにもっと興味を持っていただけることを願いつつ!

その他ナイショモードの方々、メッセでかまってくださる方々、拍手鳴らしてくださった方々に感謝でございますー!
なんか多大に吹っ切れたというか、ぶちきれたというかして暴走しておりますのでぜひとも生暖かく遠巻きに見てくださるとうれしいですウフ。

というわけで妄想ゾーンです。
本当妄想だし下手したらタブー的な事例に片足突っ込んでる気がしなくもないので、
「公式命」という方はここから先は激しくお勧めしません。
気分的に自分、あくまでワイリー様は受けです。ロック×ワイリーです。
そういう801的な内容が微塵も書いてないにしても気分はこの関係です。
この段階で拒否感出ちゃった人は先読んじゃ駄目ー!!
あと死にネタっぽいので注意ですすんごい。
OKどんとこいというマイソウルメイツ様のみ、スクロールしてチョーダイですよォ!


















さてワイリー様とロックの関係についていろいろと語りたいわけですが。
基本的な関係として、この二人はまごう事なき「敵対」の位置にあります。
本当にベクトル真逆。
ロックは世界最強の戦闘ロボットとして人類の守護神という形で悪と立ち向かい、
ワイリーはロボットの後ろ盾みたいな立場でロボット軍団を率いて人類に挑戦するといった感じ。
まあ基本的な正義と悪の戦いなんですね。このへんアクションゲームだからまあ当然ちゃ当然なんだけど。
なんだけど、どうにもこのゲームで回が進むにつれて事情が変わってきます。
一番最初の戦いのとき、当然ですがワイリー様は自分の野望に立ちふさがる石ころ的な感じでロックをみていたわけですが、ロックと来たらこの時点で「お手伝いロボといういたってノーマルなロボットから戦闘用に改造された、ロボットを倒したくないけど正義を守るために戦うロボット」という運命を背負っておりました。
ワイリーの出現によってこの子は今までの平和な生活を全て捨てて戦う道を選んじゃったわけです。
そしてなんと、世界を脅かした脅威であるワイリー様に勝っちゃった!
これには悪の天才科学者ワイリー様もたまげた。
チクショウなんてロボット作りやがったんだライトの奴、見てろ次は次こそはあの青いの倒して世界を征服しちゃる、となるわけです。
1のときはライトのロボットを改造して戦いを挑んだわけですが、2になるとワイリー様は自作のロボットたちを使って世界征服を目論んで戦いを挑んできました。
もうこの時点でワイリー様の標的が「対:ロックマン」になってたりする。
ゲームシリーズ2にして、双方で倒すべき目的がオンリー1人という状態です。
ワイリー様はロックマンというロボット一人を倒すためにあらゆる手段で戦いを挑みますし、ロックはワイリー様1人を倒す(逮捕する)ためにあらゆる手段で敵を打ち倒すわけです。
ここまでが主だった二人の関係の大雑把な説明。
すでに主観入ってる気がするが気にしてはならぬ。

で、ここで注目してほしいのが「ロックが戦闘用(ロックマン)になった理由」なんですね。
もうね、この子ね、ワイリー様打倒のためだけにロックマンになったの。
ワイリー様が世界にちょっかい出すから、ロックマンになってこの人はもーいつもいつも!と尻たたきに行くわけです。
つまり、ロックにとってロックマンになる理由というのがワイリー様の存在というこの事実。
彼は、はじめこそヒーローとして悪の権化であるワイリー様の野望をことごとく打ち倒してきました。
ロボットを壊したくない、仲間も壊すのは嫌だと思いつつも結構なんだかうまくやってた。
しかし回が進み、6、7あたりになってくるとどうにもバランスが崩れてくるわけです。
1〜3あたりまではわりとこの子、寡黙にドンスコと戦っていたんですが少しずつ、少しずつなんか行動に違和感が出てくるような感じがあるわけです。
考えてみたらこの子、もともとはただのお手伝いロボット。
そこに無茶な改造でものすげぇ戦闘能力積んじゃっているんですから体や思考プログラムとかそういうところにかなりの負荷が出てるんじゃないかなあ。
8なんて相当不安定だったし、でも世界は正義のヒーローロックマンという存在だけを求めて、やれ戦え、やれ悪のロボットをぶったおせと迫ってくるわけです。
でも、基本的にロックがロックマンでいる理由ってワイリー様なのね。
あの人がいなければ自分自身の存在を認めてもらえないというか、ロックマンである自分だけを求められちゃってもともとの自分である「ロック」は無用の存在なんだ、と思っちゃったりするんじゃないかなあと妄想するわけです。
そうなるとロックにとってワイリー様の存在は自分自身の存在を確立するために超必要。
それに、立場は違えどロボットを大事にしてロボットのために戦うワイリー様のことを、同じロボットであるこの子は憎からず思えなかったんじゃないかと思うのです。
なんだかんだで戦ったりこぜりあったりもしたけど、結構うまくやってた。
その辺の事情はロクフォルのときに、うっかりワイリー様の基地をキングというロボットに乗っ取られちゃった事件があったのですが
そのとき普通にロックたちの研究所にワイリー様たち転がりこんで居候していたところから圧して知るべしと言うわけです。
お前らなじみすぎだろうと。

だから、ここで仮説を立ててみた。
なにげにワイリー様んちとライトさんち、戦い以外のときでは結構普通にご近所付き合いとかしてたんじゃね?と。
ロールちゃん(ロックの妹的存在。お手伝いロボットです)が作りすぎたシチューの残りをロックがお宅訪問的にワイリー様んちにもってって
「ワイリー博士、たまにはお湯で作れるもの以外も食べなきゃ駄目だよーあ、お鍋は玄関先においといて。後で取りに来るから」
とかいってるそういう日常。
で、うるさいわい余計な事しおって!とか毒づきながらも超普通にシチュー食べて。鍋きれいに洗って、ついでに鍋の中にロボット用の液体燃料パック(りんご味)とか何個か入れておくんだ。
年末とかになると一応挨拶とかしにワイリー様、秘蔵の息子であるフォルテつれてライト宅に挨拶に来るの。
「今年もお世話になりました。来年こそは世界征服するんでよろしくお願いします」
とかそういう感じで。
で、ついでにライトんちでみんなで年越しそば食べて、ロックとワイリー様の間でウノによる年越し!年末最終決戦を行っているわけです。コタツで。
そのうち酒が入って完全に酔いが回ったワイリー様とこれまた酔いが回ったライト博士との間でロボットの未来について熱き激闘が繰り広げられるんだ。
そして力尽きたところでみんなでコタツで雑魚寝、そんで正月1日突入、あけおめ、ついでに御節(ロックとロール作)まで存分に食べてワイリー基地に帰る。

こんな日常があっても私は驚かないるむしろ推奨する。
ロックはワイリーのやっていることは許せないだろうけどワイリーその人については結構嫌いではなかったと思うんだ。
アドベンチャーとかやってるとどうしてもそう見えるんだ。
だからロックvsワイリー様の戦いは、ある意味「暗黙のルール」にのっとって行われていた気がする。

でも、7あたりから事情が少しずつ変わってきます。
なんかね、ロックにワイリー様に対する殺意が現れるようになってきたわけですね。
この辺をいろいろ考えてみたんです。
そもそもロックの使命はワイリー様の逮捕というよりはワイリー討伐でなかったかと。
つまり、政府というか全人類の総意はロックによるワイリー様抹殺じゃなかったか。
そりゃもーコレだけ町ン中ぶっ壊して世界征服じゃーとやっているテロリストをたとえ逮捕できたとしてもその末路は間違いなく死刑台、だったらあの青いのに殺させたほうがいいんでねとなるわけです。もっともです。
で、7のときにうっかりロック、丸腰で座り込んじゃってるワイリー様にバスター向けちゃうわけです。
死ねワイリーとかいっちゃってるし!萌える!(外道)
ここで思ったのね、このときのロックはワイリー殺害をインプットされていたんじゃないかと。
悲しいかな彼は人間に近い思考能力を持っていたとしてもロボットである身、プログラムの入れ替えという人間ではありえない方法でいくらでも行動を制限できたりするわけです。
でも、この子は撃たなかった。撃てなかった。
多分プログラムされた「殺害指令」と元来持っていたワイリー様に対する思いみたいなものがかち合って行動がストップしたんじゃないかと妄想する。
その後ワイリー様は逃げちゃったから事なきを得たんだけどもしあの時殺害指令が本来の感情プログラムよりも少しでも上回っていたら、ワイリー様絶対脳天撃ち抜かれていたんだろうなと。
そもそもロックはなんで、今までにない「問答無用でぶっ殺す」という行動に出るようなことになったのか。

ここでまた仮設を立てる。
ロックはロックマンとなって今まで何度もワイリー様の野望を打ち砕いてきました。
が、ワイリー様討伐には至らない。結果ワイリー様は逃げ再び力を蓄えて世界に挑戦してくるわけですね。
おかしい。コレはおかしいんじゃないか。
政府機関などは思ったでしょう。
もしかしてロックマンとワイリーは裏で繋がっていて、結果ワイリーは最終的に逃亡に成功するのではないか。
つまり、ロックとワイリーは同じ穴の狢ではないか、と。
そこでライト研究所にがさ入れが入るわけです。
お前らワイリーと裏でつながってるだろ!だからワイリーを捕まえることが出来ないんだ、みたいに。
そんな事実は当然ないのですが、しかしロックは自分の中でワイリー様を殺したくはないという思いがあることを否定できませんでした。
何度も戦ったりしたけど、たまに共同戦線張ったりしたり、レースやサッカーでも健全に戦ってみたりしてなんだか親睦深めたりと、結構うまくやってこれたわけです。
だからできるならこの人を殺したくない。
道は違えどロボットに対する深い愛を知っているからこそ、ロックはワイリー様を憎みきれなかったと思うのです。
そしてなによりも自分の存在理由がワイリー様の存在に随分ウエイトとられていることも否定できませんでした。
気がつけばいつの間にか自分とワイリー様は表裏一体のような状態だったわけです。
いないと困る。いてくれないと困る。
そんな、切実な執着心みたいなものをひそやかに持っていてくれたらいいと思う。
ですが政府はそんなことは許しちゃくれません。
ロボットは人間の命令に従ってさっさとあの奸物をぶっ殺してこいと命令し、結果的にロボット三原則の1つである「にんげんを守れ、傷つけるな」に「例外:ワイリー」と書き加えたわけです。
これでロックは名実共にワイリー様を殺せる立場となりました。
そして、ロックに課せられた使命が、ワイリー逮捕からワイリー殺害になったわけです。
もともと無茶な改造がたたって不安定だったロックの感情プログラムはコレによってさらに不安定となります。
戦いたくない、でも戦わなきゃ
壊したくない、でも壊さなきゃ
かわいそうなことに、この子は嫌だ嫌だと思ってもロボットゆえの制御力によって嫌だと思ったことを実行できてしまう立場にあります。
ロボット壊したくないよう!と思ったときにはすでにバスター撃ってるそういう感じ。
だから7のラストであの子は本当にがんばったと思うのです。
ワイリー殺せ殺せというプログラムに対し、駄目だ殺しちゃだめだという思いがものすごい勢いでコンクリフトしたと思う。
かろうじてこのときは自分の感情が勝って事なきを得たわけですが、また次にワイリー様と一戦交えたときは本当に殺してしまうんじゃないかとも自分自身に密かに恐怖するといい。
そして同時に、自分の感情をコンクリフトさせてまでもワイリーという人間を殺したくない理由についてそれが何なのか思い悩めばいいわけです。
ワイリー様も7で初めてロックにバスター向けられて、当時は驚きこそしたものの、後になって自分と彼の立場が殺す殺されるな存在だったことを思い出し、当たり前だよなと自嘲すればいい。
そもそもはじめから我々は戦って何ぼの存在だった。
なんとなく馴れ合い続けたこの時間こそが異常だっただけで何のことはない、元の関係に戻っただけだ。
でもそのことがなぜか妙に切ないと感じてくれればいいわけです。
人間のために体も心も改造されて葛藤する羽目になった「英雄」に、哀れみに似た感情を持ってしまったのかもしれない。
双方でふと考えるわけです。
我々は結局は似たもの同士だったと。
ロックは人間のために戦うロボット
ワイリー様はロボットの安住の地を確立するために戦う人間
背中合わせで同じ線の上に立ち、一番近い所にいるのに手を取ることすら出来ない存在であると。
表裏一体だからもはや片方を引き離すことも出来ない。
いつしか二人の間に確立された運命は、二人をその場から逃げることも歩み寄ることも出来ない残酷なものになっておりました。
そしてワイリー様もロックも分かっていました。
いつか必ず、自らの手でこの運命を終わりにするときがくることを。
そしてそのときは、確実に二人のすぐそばまで迫っていました。

ある日、ライト研究所に警官隊が突入し、ライト博士が拘束されます。
なぜどうしてという反論は一切受け入れられず、政府組織の手で軟禁されるライト。
ロックもロールも面会すら出来ません。
どうしてこんなことになったのか。
というのは、表立ってはワイリーというテロリストに加担している可能性のあるライトを一時的に拘束した、というものでしたが実際はいよいよ痺れを切らした政府がロックに確実なワイリー討伐を命じるためにライトという生みの親を人質に取ったというものでした。
卑劣な手段に唇を噛むロックでしたが、そもそもお前がワイリーに情を持って殺さないからいかんのだと痛いところを付かれ、何もいえなくなってしまうといい。
ラストチャンスだ。政府から派遣された使者は言いました。
そもそもライトが作った人間と同じような感情をもつロボットがいるから、ワイリーのようなロボット犯罪者を助長させるのだ。
ロボットは我々人類のに仇なす存在になりかねない。
つまりはライトもワイリー同様に犯罪者なのだ。
だがしかし今までの彼の功績を考慮してやってもいい。
そのためにはロックマン、お前がワイリーを確実に殺すことだ。
そうすれば軟禁生活ではあるが彼の命は保証しよう。
そんな一方的な宣告にロックは愕然とします。
ああ、ロボットは人間にとってどこまでもただの道具でしかないんだ。
心があっても、人間と同じようにうれしい、悲しい、怒り、そういった感情があっても人間と共に並んで歩くことは出来ないのだ。
そう思い知ってしまった。
もともと政府の意向として、ライトのような恐るべき頭脳と技術を持ったロボット工学者を野放しにしておけばいつ何時ワイリーのようなことをするかもしれない。
そんなことを恐れ、ライトをいつかは抹殺またはそれに近いことをしておくべきと結論つけていたというのもあります。
それならちょうどいいやと今回の軟禁事件。
ロックに選択の余地はありませんでした。
そして彼は思いました。
ワイリーのことを。
ロボットを第一に愛し、ロボットのために戦い続けたあの男のことを。
できれば同じ道を歩きたかった、と。

戦いの前夜、ライト不在の研究所を出て、一人薄暗い夜道を当てもなく歩くロック。
明日になれば、自分の右手をバスターに変え、ワイリーの送り出したロボットたちを、そしてワイリーその人を倒さねばなりません。
そうでないと自分の生みの親であり父であるライトの命がない。
これは正しいこと
これは正しいことなんだ
自分に何度も言い聞かせて気持ちを落ち着けようとしたのですが、どうしても心の中に渦巻く黒いものが晴れることはありませんでした。
彼は思いました。
もし僕が「ロックマン」になろうだなんて思わなければ、こんなことにはならなかったのではないか。
あの時身の程知らずにも自分の体を戦闘用にしてくれとライトに頼んだりしなければ、
自分が世界最強の戦闘マシーンでなければ、
こんなことにはならなかったのではないか。
いままで何のために戦ってきたのか、その根本的なものが彼の中で揺らぎ始めていました。
それは考えてはならない、考えるはずのない事柄でした。
自分の感情プログラムの中で、確実に何かが変質している。
ロックはその事実を恐れました。
高性能ロボットであるロックには学習機能があり、外部からの刺激で様々な感情や行動をインプットしているのです。
その機能が確実におかしな方向へゆがみだしている。
それはまるで、人間が「悩む」ということに最もよく似ていました。
ふと、ロックは足を止めました。
驚愕のまなざしで前方にたたずむ人物を見つめます。
ワイリー様その人でした。
暗い夜道の真ん中に、いつものように白衣と赤いネクタイをたなびかしてその場に立っていました。
どうしてここに、と言葉を搾り出す前に、ワイリー様のほうから歩かないかと声をかけられました。
ロックはただただ頷き、なんとなく二人並んで夜道を歩いていきます。
そこで二人はたわいもない話をしました。
正月のときに負けたウノについて、いつまでも根に持って嫌がるフォルテ相手に散々ウノ練習しまくったとか
差し入れにもらったシチューについて、オクラいれるのはどうかと思うという苦情とか
ライト宅へ居候していたときにみんなで写真撮ったり、写真嫌がって逃走したフォルテに研究所の壁ぶち抜かれて大騒ぎになったとか
そんなたわいのない話でした。
夜空には星が瞬き、あたりは虫の声しかしない夏の夜でした。
しばらく歩いた先に、道は二つに分かれていました。
ワイリー様は立ち止まりました。
ロックもつられて立ち止まります。
しばらくの沈黙が続き、先に口を開いたのはワイリー様でした。
一言「迷うな」と告げました。
ロックは目を見開きます。
ワイリー様も当然今回の件でライトが拘束されたこと、ロックに自分の確実な抹殺命令が出されていることを知っています。
だからこそ、この場にたった一人でやってきた。
おそらくこれが、二人にとって最後の「馴れ合い」になることをよくよく知っていたからこそ。
ロックはうつむいたまま顔を上げることができなくなりました。
握り締めたこぶしがガタガタと震えているのが分かります。
ワイリー様はため息をつき、ぽんとロックの肩を叩きました。
顔を上げたロックの前に一枚の写真を突き出します。
それは居候時代にみんなで撮った写真の一枚。
ワイリー様とロックが大笑いしながら肩組んでいる写真でした。
自分たちの間にはもこんな瞬間が確実にあったのだ。
そのときがあまりにも懐かしく、あまりにも遠くに感じるロック。
ワイリー様は写真と同じような笑顔を見せながら言いました。
たまには笑えと。
お前はいつだって泣き出しそうな顔をしておる。
辛気臭いからもっと笑え。
その無防備な笑顔を見せられ、ロックもつられてぎこちなく笑いました。
そして二人は道の分岐点に立ちました。
ワイリー様は右へ。
ロックは左へ。
自然と二人の行き先は別れていきました。
二人とも振り返ることはしませんでした。
次に会うときは、どちらかが死ぬときだ。
そう、痛いほど思い知りながら。

ワイリー様はひとつのカプセルの前に立っていました。
中には起動を控えた、赤いボディのロボットが1体。
自分の全力を注いで作成した、彼にとって最後の作品でした。
お前には辛い運命を課したかもしれない。
ワイリー様は心の中で眠る最後の息子に詫びました。
だが自分は行かねばならないのだ。運命に決着をつけるために。
そっとボタンを押すと、カプセルはクレーンで持ち上げられ、地中深くまでにあけられた穴の奥へゆっくりと降りていきました。
そして幾重にもシールドが封鎖され、最後にワイリー様の足元にあいていた穴が閉じられます。
あとには何事もなかったような静寂だけが残りました。
これでいい。自分のやるべきことは終わった。
ワイリー様は妙にすがすがしい気分でカプセルが埋没している地点を見つめました。
そして視線をついと上に向けます。
高い天井の上には明り取りの窓があり、そこからは欠けた月が暗闇にたった一つだけぽっかりと浮いていました。
それを眺めつつワイリー様の口から独り言が漏れました。
できれば同じ道を歩きたかったな、と。

燃え盛る基地内部。
あたりには黒こげたロボットの残骸が散乱し、巨大な機械からはとめどなく火花が散り続けています。
焼けるような熱と、オイルの臭いに充満した基地の最上階の広間で、ロックは呆然と宙を眺めていました。
砕け散った天井はすでに骨組みのみを残し、その間から場違いのように美しい星空が広がっています。
いままでの壮絶な戦いで彼の左腕は半分もがれて基盤や配線が露出し、全身を細かい傷で赤く染めていました。
でも、足元に作られた水溜りに今なおも滴り落ちる赤いものは自分のものではありませんでした。
胸に抱いた、いまだに暖かい体。
でもその目は開くことは永久にありません。
ロックが懇親の力をこめて撃ちはなったバスターは、彼の細い体を、心臓を寸分たがわず貫きました。
あっけなく勝負がつき、ロックは今何が行われたのかをよく理解しないまま、床に倒れ付すワイリー様のそばに近づきました。
抱き起こすとその軽さに驚きました。
その体の温かさに驚きました。
そして、まるで眠っているような彼のきれいな顔に驚きました。

「ワイリー」

声をかけてみます。
なんか、あまりにきれい過ぎて死んでるなんて信じられなかったのです。

「ワイリー」

もう一度声をかけます。
無駄だと分かっているのに声をかけずにはいられなかったから。
とたんに、ものすごい喪失感がロックを襲いました。
まるで自分の半分がなくなってしまったかのようでした。
そして、どうして自分を置いていったのか、と思いました。
自分で撃ったくせにひどいよなと思いつつ。
ふと、ワイリー様の手に何かが握られていることに気がつきました。
視線を移すと同時に「何か」が手から零れ落ち、床に舞いました。
写真でした。
昨日星空で話をしたときに見せた、あの二人で笑いあってる写真。

-迷うな

ワイリー様の言葉が、ロックのCPUの中で再生されました。

-たまには笑え

その言葉の主は、もういない。
その事実を長い時間をかけてやっと理解したと同時に、ロックの目から光が消えました。
内部に、また受けた外傷による膨大な負荷の影響で一時的なフリーズ状態になったのです。
ワイリーの遺体を抱いたまま、ロックは政府が派遣した特殊部隊が基地に突入するまでその場にたたずんでいました。
固まったその表情は、なぜか笑っているように見えました。

その後、ロックは戦闘機能をはずされお手伝いロボットに戻りました。
ライトは無事に戻っては来たのですが、政府の厳しい監視下に置かれ自由な行動がままならない状態でした。
限られた自由の中、ライトは常に研究室に篭りがちになります。
一心不乱に何かを作っているかのようでした。
ロックとロールはそんな無茶振りを心配するものの、ライトの気迫に圧されて口を出すことが出来ずにいました。
ロックもあの事件以来、すっかり口数が減り考え事をしているかのようなそぶりで窓の外を眺めている時間が増えました。
ロールはロックの明らかな変化に体を気遣いますが、ロックは自分は平気だ、ただ「待っている」だけだと答えます。
ロックは確かに待っていました。
来るであろう、「あの男」の訪問を。

そしてその日は、意外にもあっさりと訪れます。
光とともに現れた、UFOのような乗り物。
その中から悠然と出てきたのは、ワイリー様その人でした。
ワイリー様は不敵な笑みと共にロックの前に立ちました。
ロックは言いました。
待っていたよ、さあ、僕を連れてって、と。
ロックは知っていました。
いつか、タイムマシーンをつかって未来に来た過去のワイリー様に自分が連れ去られることを。
そして、過去で改造を受け、「クイント」というロボットとして過去の自分と戦うことになることを。
そして、過去の自分は未来の自分を倒しました。
ロックは知っていました。
自分には未来がないことを。
タイムマシーンに乗せられるときに、ロックはふとポケットの中に入っていたものを取り出します。
それでも自分は迷わないよ。
あんたがそう、言ったんじゃないか。
くしゃくしゃになったその写真には、あの時笑いあった二人の笑顔。
あんたは僕に殺され、そして僕はあんたのせいで過去の自分に殺される。
どこまでも表裏一体なんだ、僕らは。
だから本当は。
本当は一緒の道を歩きたかったんだ、あんたと二人で。
まばゆい光にタイムマシーンが吸い込まれ、後には静寂が残りました。
この瞬間、時代から「ロックマン」という名が永久に失われました。
ただ、その場に1枚の写真が残されました。
それだけが、かつて悪の天才科学者とそこにたった一人立ち向かった青い英雄の存在を示す最後のものでした。

それから10数年後、ライトは一体のロボットを完成させました。
青いボディのそのロボットは、どこかロックの面影を持っていました。
そして、彼をカプセルの中に収めると、研究所の地下深くに厳重に埋没させました。
ライトは思いました。
これで本当に良かったかは分からない。だが自分にはやるしかなかった。
青いロボットには、かつてロックの中で偶然生まれた「悩む」というプロセスを基盤とした、
悩んだ末に結論を出すという人間らしい思考により近い考え方を出来る、画期的なシステムが組み込まれていました。
ですがそれは同時に、人類に対して大きな危険をはらむものでもありました。
もしこのロボットが間違った答えを選択したら?
人類に対し、もしロボットが敵対する考えを「答え」として導き出してしまったら?
だからライトは、30年以上の安定するための時間をこのロボットに与えたのです。
封印が切れるのは、30年以上先のこと。
そのころ人類がロボットに対してどんな結論を出しているのか。
願わくば双方にとって明るい未来でありますように。
ライトは心の中で念じつつ、レコーダーの電源を入れました。
そして、ゆっくりとマイクに向かって言葉をつむぎました。

-私の名は、トーマス・ライト。「ロックマンエックス」の製作者である-


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途中からえれえ模造ネタぶち込みましたが、なんというかとにかくロックとワイリー様の関係はどうにもどうして萌えるわけですたまんねえわけですウヒョウ!
基本的に両方で相手を倒さねばならない運命しょっているのでほのぼのな外観ではありますが裏では結構悲惨な事態になっていたりする。
途中で出てきた未来のロックが過去のワイリー様に連れ去られて改造され、過去の自分と戦わされるっていのは公式なんだよこれ(ワールド2)。
もうすっごい殺伐でドシリアスな世界観だと思っていたら意外や意外、なんか公式でロクマン初代はほのぼのな世界観だって言ってるからちょっとたまげたわけです。
ほ、ほのぼのの要素がみあたらねえええええ!!!と頭抱えるワールド信者。ワールド(ゲームボーイ版)は本気で殺伐しているので大変にお勧めです。
なんというか、10年単位の自分の妄想を一挙に吐き出せて自分は幸せですハアハア。
ロックとワイリー様のこの微妙な共存関係が、じつに、じつにえろすとか思ってごめんなさい屑です超屑です、だがしかし!も、萌え!!
でね、また話すと長くなるんで次回ということにしたいのですが、
このさーワイリー様がさーまたある意味モテるわけです。
主に殺伐方面でほんと大人気なのですよこの人。
ワイリー様必要とする連中が少なく見積もっても3名ほどおります。
またどれもが殺伐とした理由でこのハゲ欲しているのが実にたまりません。モテモテです。
その気持ち分かるわーこんないい男ほっとくわけねーよなあモォ!とただれ捲くっております笑

そんなわけで出来れば明日とかあたりに漫画5枚目アップして、次はワイリー様総受けの話について今度はピンクのバナーつきの話題を執り行う予定。
あ、多分絵付だと赤バナーもつくなこりゃ(不吉)

とりあえずワイリー様はいい男だとこぶし固めて叫びたいわけです。
みんなはまればいいと思うよ!むしろはまってくださいお願いします。

ワイリー様基本スペック(前半健全 追記で不穏)

http://1kangetu.cside.ne.jp/oyajiji/image/wily090524.jpg

最近、ゲームは知らないけどワイリー様に興味を持ってくださるエンジェル様が声をかけてくださることが多くなって、「ワイリー教信者」のオブサワは大変にうれしゅう思いますッッ!
事あるごとに皆もっとあのハゲの魅力に気が付くべきだよ!と僻地でわあわあ騒いでいたわけですが、ここでひとつ、ロクマンゲームご存知ない方に独断と偏見でつづる「ワイリー様基本スペック」をご紹介しようと思うわけです。
ついでとばかりに追記のほうで私が長年もんもんと滾っている不吉な妄想がぶち込んであるので閲覧注意ですトホ。
あくまでオブサワの主観なのですんげーフィルターというか腐ィルターがかかっておりますが、この愛すべきハゲに興味持っていただけたら実にありがたいですヨォ!

【ワイリー様基本スペック】

・世界観
20××年、人間と、ロボットが共存する平和な世界。
ロボット工学の権威であるドクターライトによって、人間により近い思考を持ったロボットの開発に成功、よりいっそう人間とロボットの共存は深まったわけです。
そんな中、世界征服を企む悪の科学者ドクターワイリーによってロボットたちが暴れだし、世界各地に前線基地を作って人類に宣戦布告をしてきました。
基地を守るのはワイリーによって改造されてしまったライトの作ったロボットたち。
恐るべき戦闘能力を植えつけられた彼らの前に、人類はまるで歯が立ちません。
それを知ったお手伝いロボットとして製作された少年型ロボット「ロック」が、ライトに自分を戦闘用ロボットに改造してほしいと懇願します。
連れ去られた兄弟ロボットたちを止めたい、ワイリーから世界を守りたい、心優しい少年は人類の危機を放ってはおけなかったのです。
ライトは悩み、そしてロックを改造しました。
戦闘用ロボット「ロックマン」として。
同じロボットを倒すという心の痛みと、人間を守らなければならないという正義感にはさまれつつ、青い少年の永きに渡る戦いが幕を開けたのです。

・ワイリー様プロフィール
本名 アルバート W ワイリー
御年 56才
趣味 卓球
性格 目立ちたがり屋でプライドがエベレスト
功績
LITマニュアル・デザイン・コンテスト:5年連続準優勝
世界技術大賞:銀賞受賞
ノーブル物理学賞(ノミネート)
弱点 お化けが怖い
その他 ロックマンに負けると見事な土下座を披露するので一部「土下座博士」とも呼ばれてる(気がする)

・生い立ち
ローバート工科大学電子工学科出身で、ライトとは学友。
独特なロボット概念を持ち、独自性の強いロボットばかり製作するいわば「異端児」扱いされている、難しいタイプの学生。
周りから理解を得ることができず、オールマイティ派だったライトと競っては常に「万年二位」の憂き目にあっている。
それがプライドの高い彼を傷つけ、自分の作ったロボットのみに愛情を注ぐようになってしまう。
そしてロボット工学会から姿を消し、自分を理解しようとしなかった人類に対し復讐を行うことを決意する。

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とりあえずこの辺が基本的なスペックなんですが、
もうね、この段階で早速可愛いわけですよ。
弱点お化けが怖いとかね、いかついロボット軍団背中に控えているくせに怖いのお化けかよ萌える!とかね笑
とりあえずこの基本を抑えていただきつつ、追記で私の妄想とか腐ィルター混入のワイリー様論を無駄に突っ込んでみましたですよ。
興味ある人はどうぞ。
そんで話させてもらって気がついたんだ、ワイリー様ってば警部と共通点多いなあと!
なんだよだから二人とも自分の中で至極なんだ、ハッハー理解理解!とか思った。この羽虫。
さて妄想ゾーンですよ。
ワイリー様に10年単位で執着的な妄想をぶち込み続けている筋金入りなので主観どころかほぼ主観で埋まっているひどい有様なんだが、
とりあえず自分を省みるために書き出してみたいと思います。

ワイリー様が世界征服をする動機というものがありまして。
それは最初こそ
「チクショーワシより能力低いライトの奴が何でいつもいつもワシより上の評価になるんじゃ許さん」
という素敵俺様理由で勃発した大変に外道だったわけですが、
シリーズが進むにつれて事情が少しずつ変わってきます(ように見えるんだ、公式では何も言ってないのであくまで自分の主観)
ワイリー様は自分のロボットを本当に愛しています。
ロボット修復しているときの優しい笑顔の絵が全てを物語っている。これは公式だ。
おとんなんですよ、あの人ロボットにとってのおとん。
同じようにライトという、ロボット工学をしょってたつロックを作った人もロボットの父と呼ばれる人なんだけど、
やはりウェイト的に人類>ロボットというポジションにならざるをえないわけです。
人間守るために大事な「息子」であったロックを戦場に送っているわけだしね。
ワイリー様は自分の野望のためという理由はありますが、しかしロボットたちも一丸となって世界征服!とがんばるわけです。
さらにはワイリー様、自分が作ったロボ以外、それこそ1000年近くも宇宙をさまよっていた別文明のロボットたちを受け入れ自分の軍団の中に招き入れてみたりとかする。
知らない文明のロボですら修復とか出来るんだからこのハゲ本当に天才だと思う。
で、いろいろなシリーズをやってるとなんとなく裏が見えてくるわけです。
この人、何のために世界征服しようとしてるんだろうってよく考えてたんだけど、
私が神作品として崇め奉っているアドベンチャーというものがあるんだけど、そこでワイリー様を生涯愛すことを決定付けた名言
「ワシはワシのロボットたちを愛しているんじゃ」
から察するにだ、この人もしかしたら
ロボットが人間から迫害されずに生きていける場所作るために世界征服しようとしてるんじゃないのか?と思うようになりまして。
というのは、シリーズの中で世界からロボット集めて最強ロボット選手権みたいな戦いをやらせるって話があったんですね。
そこでライトもロックも心を痛めているんですが、やはりロボットは人間並みの心を持っても人間からしたらまだ道具の域を出ない。
そして最新作の9ではロボットに稼動限界年数が決められて、それを越えるとまだ余裕で動くだろうロボットも問答無用で廃棄処分という現実があることが分かったのでそりゃあロボ愛するワイリー様にとっては心が痛い事態だろうよ、と思った。
だからロボットのおとんは子どもたちを守るために体張って戦うわけです。
体張るというのは本当に読んで字のごとく、世界最強の戦闘用ロボットであるロックマンという脅威に対し、最終的には生身の人間であるワイリー様お一人でマシーンを繰って戦いを挑むのですよ。なんという男。
普通逃げるじゃん、バスターなんか食らったら人間の体なんて木っ端微塵ですよそんな恐怖だってあるだろうにあのハゲ絶対に逃げない。
どんなに汚い方法で(人質とったり濡れ衣かけたりとかやることは結構非道)ロックを苦しめたとしても、最後の戦いでは自らが最終防衛線となって戦いを挑むのです。
男ワイリー。あの細っこい体でやることはやります。何気に身体能力高いんだよあのボディ。
あと折れない。本当折れないし諦めない。
あの人、ロックに負けると土下座して許しを請う「ふり」をします。毎度。
そして隙を突いて逃走する。生きるためなら、次の野望を培うためにならいくらでも土を舐めたってかまわない。
自分には守るべきものがあるからどんなに惨めなことになっても決して諦めない。
この強さがね、もうね、もうたまら ん
アレだけプライドの高かった男が守るべきもののためにプライドをなげうってでも生き延びようとするの!なにこれ萌える!ギャアア!
そんな中、画期的な作品がありまして。シリーズの7ですね。
たまに叫んできたことなんですがこのシリーズ、唯一ロックがワイリー様に明確な殺意を向けるシーンがあります。
戦いが終わって、土下座しているワイリー様に向かって無言で(外国版では死ねワイリーという栄えある台詞付き)バスターを発砲しようとするんですよ。
このときのワイリー様のうろたえぶりったら!
ワシを殺す気か!と、すげー信じられないって感じで。
あのですね、ロックというロボットとワイリーという人間の間には変な絆というか類似点があるわけです。
ロックというロボットは、人間を守るために同属であるロボットを壊して回る枷を背負っています。
対してワイリー様は人間を敵に回しロボットを守ろうとする唯一の人間です。
二人とも、ある意味で「プロトタイプ」同士。
世界に2人しかいない、ある意味表裏一体の存在なのですよ。
本当はお互いの心境を一番理解できる位置にいてそれが許されないそういう立ち位置。
背中合わせで立っている、同じ道を決して歩めないそういう存在なんです。
ここら辺ルパンさんと警部によく似てる。
追う追われるが当たり前すぎて、その先にある命のやり取りみたいなものがあるだなんてこのときのワイリー様は考えもしなかったんじゃないかなあ。
土下座して、まったくこの人はいつもいつも!とロックに説教されて、じゃ、逮捕ね、といったところで逃走するというパターンが主だったわけですが7だけは違った。
幸いロックは撃ちませんでした。ですがここでひとつ分かったことがあります。
ロックはワイリーを殺せるんだと。
ロボットというものはアシモフ3原則というものにしたがって作られるという前提があります。
特に人間と同じ思考を持つ高性能のロボットですから、そりゃ人間は思うわけです。
パワーも計算能力もロボットのほうが上、もしロボットが人間よりも自分たちが上だと思ってしまったらどうしよう。
そうなったら人間などロボットに支配されてしまうわけです。余裕でロボットは人間などくびり殺せるくらいのパワー持ってます。それはまずい。人間に対してはむかう手段をはじめから取り除く必要がある。
そこで3原則です。第一位の原則として、「人間を守らねばならない」というものがあります。
これぞ人間を脅威から救う最大の防衛線。ロボットは人間にたいし手を上げることが最初から出来ないように作られるわけです。
ワイリー様のロボットはその辺まるっと無視しているので余裕でその辺ぶっこわして回れますがライトさんちの子達は違うでしょう。
ロックもまた例外ではないはず。人間を守るために戦うロボットですから当然この原則は成り立っていなければなりません。
が、この子はワイリーに対しては殺意を向けました。ということはこの子の「人間を守れ/人間にはむかってはならない」というプロテクトはワイリー様にのみ解除されている疑惑があるわけです。
だから、唯一この男だけは自分の手で殺せる。それを世界から許可されているというこの事実。何という言う萌え。
そんな均衡状態危ういのに、かと思えばたまに二人して共同戦線張ったりするからたまりません。
本当にネ、目指す道が同じだったらこの人たちすげえお互いの理解者になれたんですよ。
人類に付いたロボットvsロボットについた唯一の人間 って構図がすでに滾るわけですよ。
二人して本当に孤独な戦いですある意味。
そんな殺伐とした背景をベースに、それでも今日もワイリー基地でわいわいやってるだろうおとんのことを考えると大変に萌えるわけです。

以下腐れた話

どうでもいいが、ワイリー様の真骨頂はあの流し目だと思うんだ!
公式8のポスターの流し目とかえろくてえろくてたまらんのだがもうどうしてくれようか!
あとあの骨っぽさがえろいです。首なんか片手で押さえつけられちゃうよなあとか不穏なこと考えるわけですよこの外道。
でも、でかいマシーンにひらりと飛び乗ったり飛び降りたりとか、破壊されたUFOから落下しても平気だったりとか、身体能力はめちゃめちゃ高いと思う。
で、この人天才だし背後に最強なロボット軍団控えてるしでちょっと手に入れたらおれッちの軍隊とかすごくパワーアップするんじゃね?
という不穏な軍部の皆様とかから余裕でお体狙われてそうだなあと前々から思ってるわけですが、
そういう連中の手からもとりあえず逃れて今日まで健在ということは、それなりに武道や体術を心得ていると妄想するわけです。
でもあのボディからすると警部のようなパワー対決はまず無理だろう。
敵の攻撃を受け流してその勢いを利用して相手をしとめるような、徒手格闘的なものを肉体に叩き込んでいるんだと勝手に思っている。
そんで武器にするものは銃より刃物とかそっちだといいなあ。
でも基本的に殺人はやらんのです。逃げるための手段にすめだけで無用な殺人はしない。
なぜならこの人お化け怖いから!殺した人が化けて出たらトイレ行けないじゃん!
ということで基本的に人殺しはしないんじゃないかと勝手に思ってます。
あとこれだけははずせないのですが、ワイリー様っていつも自信満々に笑っているお姿が多いんですよ。
でも時たまほんっとうにてんぱった顔するんだわ。そのときのえろさったらないね。
あの愕然としたお姿最高。あれだけの自信がすっ飛んだ無防備状態のなんとえろいことか。
何年もの間、この男をどうやったら心身ともに折ることが出来るかを妄想し続けているんだがいつかこの愕然とした顔を描いて漫画にしたいわけです。今年中に何かひとつ!
この男を危機に陥れたくてたまりません。警部についで危機的状況が似合うキャラだと信じてます。その白衣を引き裂きてえ(不吉)
そして、やっぱりロボに対する優しい表情した瞬間、これがもっとも後光差す瞬間です。
ちょっとーこのえろカリスマどうしてくれようか!
何年も人のハートを盗んで返してくれないキャッツアイ野郎め許さん愛してる。

ここまで書いてつくづく思った。
やはり自分は強くて諦めない、そして守るべきものを持つ優しいおとんみたいなキャラが好きなんだと。

恐ろしい長文になったが、また機会を見計らって今度は
ロックとワイリーの間に存在する闇と光についてすげー不穏に語ってみたいと思いますウフ。

眠れない夜のワイリー様どじっ子伝説+夕闇善光寺襲撃会+拍手お返事とあと今後の予定

http://1kangetu.cside.ne.jp/oyajiji/image/200953wily.jpg

どうにも事件があった関係でおちつかないので絵を描きにきた。
皆様火の元は十分に確認してお休みください。寝ようとしたら裏の山がハッスル炎上していてさっきまですんげー騒ぎだった人です。とりあえず畑が無事でよかった、本当に肝が冷えた。
昼間は昼間でどうしても湯葉が食べたくなったので片道4時間かけて高速を大爆走したりと、結構連休をたしなんでおります。
もう後半戦だよ!休みは光陰矢のごとしです。しかし高速道路半端ない込みようだった。普段閑散としているのが今は昔という有様よ。

で、絵。
reniさんから絵描きバトンをいただきまして、
描く指定物を
「ワイリー・白衣」
という私の血肉みたいなチョイスをしてくださったので本日の安眠を勝ち取るためにも無駄に集中して描いたはずだったのに、
見事にネタ絵になったといいます。きっとワイリー様が始めて公の場で世界征服宣言したときってリハーサルの嵐だったと思う。大事なせりふのときに限って噛んだり、格好つけてポーズ決めてたのにいきなり天井から毛虫がふってきて大騒ぎとかあったに違いない。
そんな「ワイリー様どじっ子ヒロイン説」を信じてそろそろ10年たちます。
ロールちゃんと並んで2大ヒロインでいいと思うよあのハゲ!

後ほど追記と、拍手お返事に参上予定。

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5日0時頃追記

実はさっきまで善光寺に出没しておりまして。
ええ、テレビでおっそろしいまるでコミケの一般列を俯瞰で撮影したかのような人ごみを記録しておるあのご開帳真っ只中な寺に行ってまいりました、夜9時出発という強行軍です。
夜いきゃあいくらなんでも人少なかろう!と思っていたんだけんども甘かったです。
我々の今回の目的は、善光寺の秘仏、こいつが7年に一度だけオープンザ蔵みたいになるんだけどそれと紐で繋がれちょる柱「回向柱」に触ると厄除けから幸せ到来までいろいろとご利益があるらしい。
つーわけでご利益すがって幸せになりたいのヨォォォ!!最近世間がSMプレイしかけすぎててアタシの心の泉は枯れ果ててるのよォォォ!と
訳のわからん雄たけびとともに夜の高速を爆走しておった。
で、柱触るのにうっかり大手サークルに並ぶような勢いの列が結構な長さあって、それをじりじり並びつつせっかくだからと柱の写真を激写。



あんまりにも暗くてわからなかったので赤で丸囲んだけど、こんな感じの柱でした。なんか書いてあったけど欠片も読めなかったよ。
鬼のように、むしろ抱きつく勢いで柱をなで繰り回したのでこれで2009年中盤戦からはきっと幸せだと信じつつ、原稿引っ張り出して不吉なもん描こうとしております。いつもとなんら変わらん。

追記で拍手お返事です!ありがとうございますーv
ついでに最近たぎりすぎていろいろと描きたいネタがあふれかえってしまったのでそれらをまとめるためにぶちぶち書いているよ。

拍手お返事でございますー!

>5/3 23時頃に拍手を下さった方
自分でもどうしたものかというスピードで課題を仕上げました先生!なんか知らんうちにだめなステージを確実に爆走している気がします。だがしかし戻らぬ、媚びぬと自分を鼓舞しつつガタガタしているのはいつものことです泣
そして100ページ超えたいそう楽しみですよーウォーなんということだ3桁!背圧ありえない太さ!創造しただけでヘヴン状態確実です。
そして件のアレ、気に入っていただけたらこれ幸い!
自分の中のルパンさんが描けば描くほどへたれていく件について遺憾の意を表明しつつ、しかし可愛いといっていただけるのであればこのままでもいいか、とか実に現金なことになっております笑
というか、拍手のネタ何たることか、描きたいじゃないかー描きたいじゃないかー!しかし描くの自分かしまったー!という状態にもがく羽目になりましたどうしてくれよう。
普段余裕のキャラが余裕気取る暇もなく狼狽する姿というものは実に楽しいなあウヘヘと思う外道ここにありです。
そして次なる課題実にサンクス!よし俺は描くぜ、きっと!(すでに弱気)という形でこれからもぼちぼち仕上げて行きたいと思ってますv
しかしある意味2大勢力…!!ちょっと極めるべくこれからも精進していきたいものですな!な!

そのほかナイショモードの方々、メッセやメールでかまってくださる方々、拍手押してくださった方すべての方に感謝ですv

-------------
そんで、今後の予定として自分のためにメモっておこうと思う件。
なんというかここんところ不吉でしかもある意味タブーだろうネタばかり思いついてしまって脳内パンク状態でちょっと困っているわけです。
おうおうオブサワさん最近ちょっと調子こきすぎです。オフライン時代より漫画かいてる気がするのはアレですか、欲求不満というやつですか!!…あああぁあイベントにサークルとして出たかっ た !!!泣!
まあそれはおいといて、とりあえずかなり人を選ぶだろう漫画ばかり、しかもどれもページ数が結構かさばりそうなものが多くてさてどれから片付けよーかなとか思ってるわけです。
どれも警部関係の漫画なんだけど、ロクマン系はもう60ページくらいのしっかりした枚数のネタが控えているのでそれは長期戦で対抗したい。
で、相変わらずジャンル警部を自覚するようなネタしかないのが実にアレですが、ちなみに内容内訳すると

・ルパンさん守るために人殺してしまう警部の話(20p前後)
・ルパンさん暴走による、警部の部下の命盾に取られて屈服状態→拉致話(14p)
・ルパンさんの記憶喪失→キラー化ネタ(40p越)
・後ろからコンボイ追尾な「映画・激突」風馬鹿漫画(12p前後)

という、どれも大変残念な内容となっております。
もう自分が楽しいだけのネタと違うかって勢いだこの外道。
このままこれらをちんたら描いてたら余裕で1年終わる気がするのですが、他にもいろいろと描きたいものが転がっている現実に本気でどれから手ェつけていいのか分からん。
なんか見たいものがありましたらこそっと教えてやってください。
とりあえず連休終わったら原稿用紙を買いに行きたい心持。

ざくざくと発作的ワイリー様(有賀御大バージョンっぽく)

有賀御大式ワイリー様

どうにも今描いてる左ストレート打撃が上手くかけないので腹たってワイリー様をざくざくと。
有賀御大のワイリー様デザインは本気で素敵だと思うわけです。
この、どこまでも髑髏骸骨に愛を込めまくったスタイル!このネクタイ本気でつくりたいと思ったよかつて笑

Profile

オブサワ
二次三次問わずオヤジジジィ大好物な困った人です。更に流血と被虐、縛りに萌える駄目な人です。実に注意。
●本拠地叫び穴
●連絡・感想・果たし状は1kangetu★cside.ne.jp(★を@に)
●話題の内容により注意を促すアイコンをくっつけたりします。各自自衛をお願いします。

流血やら縛りやら被虐やら不吉な話題注意


ホモやら乳やらわりとアレな不健全な話題注意

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