最近、ゲームは知らないけどワイリー様に興味を持ってくださるエンジェル様が声をかけてくださることが多くなって、「ワイリー教信者」のオブサワは大変にうれしゅう思いますッッ!
事あるごとに皆もっとあのハゲの魅力に気が付くべきだよ!と僻地でわあわあ騒いでいたわけですが、ここでひとつ、ロクマンゲームご存知ない方に独断と偏見でつづる「ワイリー様基本スペック」をご紹介しようと思うわけです。
ついでとばかりに追記のほうで私が長年もんもんと滾っている不吉な妄想がぶち込んであるので閲覧注意ですトホ。
あくまでオブサワの主観なのですんげーフィルターというか腐ィルターがかかっておりますが、この愛すべきハゲに興味持っていただけたら実にありがたいですヨォ!
【ワイリー様基本スペック】
・世界観
20××年、人間と、ロボットが共存する平和な世界。
ロボット工学の権威であるドクターライトによって、人間により近い思考を持ったロボットの開発に成功、よりいっそう人間とロボットの共存は深まったわけです。
そんな中、世界征服を企む悪の科学者ドクターワイリーによってロボットたちが暴れだし、世界各地に前線基地を作って人類に宣戦布告をしてきました。
基地を守るのはワイリーによって改造されてしまったライトの作ったロボットたち。
恐るべき戦闘能力を植えつけられた彼らの前に、人類はまるで歯が立ちません。
それを知ったお手伝いロボットとして製作された少年型ロボット「ロック」が、ライトに自分を戦闘用ロボットに改造してほしいと懇願します。
連れ去られた兄弟ロボットたちを止めたい、ワイリーから世界を守りたい、心優しい少年は人類の危機を放ってはおけなかったのです。
ライトは悩み、そしてロックを改造しました。
戦闘用ロボット「ロックマン」として。
同じロボットを倒すという心の痛みと、人間を守らなければならないという正義感にはさまれつつ、青い少年の永きに渡る戦いが幕を開けたのです。
・ワイリー様プロフィール
本名 アルバート W ワイリー
御年 56才
趣味 卓球
性格 目立ちたがり屋でプライドがエベレスト
功績
LITマニュアル・デザイン・コンテスト:5年連続準優勝
世界技術大賞:銀賞受賞
ノーブル物理学賞(ノミネート)
弱点 お化けが怖い
その他 ロックマンに負けると見事な土下座を披露するので一部「土下座博士」とも呼ばれてる(気がする)
・生い立ち
ローバート工科大学電子工学科出身で、ライトとは学友。
独特なロボット概念を持ち、独自性の強いロボットばかり製作するいわば「異端児」扱いされている、難しいタイプの学生。
周りから理解を得ることができず、オールマイティ派だったライトと競っては常に「万年二位」の憂き目にあっている。
それがプライドの高い彼を傷つけ、自分の作ったロボットのみに愛情を注ぐようになってしまう。
そしてロボット工学会から姿を消し、自分を理解しようとしなかった人類に対し復讐を行うことを決意する。
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とりあえずこの辺が基本的なスペックなんですが、
もうね、この段階で早速可愛いわけですよ。
弱点お化けが怖いとかね、いかついロボット軍団背中に控えているくせに怖いのお化けかよ萌える!とかね笑
とりあえずこの基本を抑えていただきつつ、追記で私の妄想とか腐ィルター混入のワイリー様論を無駄に突っ込んでみましたですよ。
興味ある人はどうぞ。
そんで話させてもらって気がついたんだ、ワイリー様ってば警部と共通点多いなあと!
なんだよだから二人とも自分の中で至極なんだ、ハッハー理解理解!とか思った。この羽虫。
さて妄想ゾーンですよ。
ワイリー様に10年単位で執着的な妄想をぶち込み続けている筋金入りなので主観どころかほぼ主観で埋まっているひどい有様なんだが、
とりあえず自分を省みるために書き出してみたいと思います。
ワイリー様が世界征服をする動機というものがありまして。
それは最初こそ
「チクショーワシより能力低いライトの奴が何でいつもいつもワシより上の評価になるんじゃ許さん」
という素敵俺様理由で勃発した大変に外道だったわけですが、
シリーズが進むにつれて事情が少しずつ変わってきます(ように見えるんだ、公式では何も言ってないのであくまで自分の主観)
ワイリー様は自分のロボットを本当に愛しています。
ロボット修復しているときの優しい笑顔の絵が全てを物語っている。これは公式だ。
おとんなんですよ、あの人ロボットにとってのおとん。
同じようにライトという、ロボット工学をしょってたつロックを作った人もロボットの父と呼ばれる人なんだけど、
やはりウェイト的に人類>ロボットというポジションにならざるをえないわけです。
人間守るために大事な「息子」であったロックを戦場に送っているわけだしね。
ワイリー様は自分の野望のためという理由はありますが、しかしロボットたちも一丸となって世界征服!とがんばるわけです。
さらにはワイリー様、自分が作ったロボ以外、それこそ1000年近くも宇宙をさまよっていた別文明のロボットたちを受け入れ自分の軍団の中に招き入れてみたりとかする。
知らない文明のロボですら修復とか出来るんだからこのハゲ本当に天才だと思う。
で、いろいろなシリーズをやってるとなんとなく裏が見えてくるわけです。
この人、何のために世界征服しようとしてるんだろうってよく考えてたんだけど、
私が神作品として崇め奉っているアドベンチャーというものがあるんだけど、そこでワイリー様を生涯愛すことを決定付けた名言
「ワシはワシのロボットたちを愛しているんじゃ」
から察するにだ、この人もしかしたら
ロボットが人間から迫害されずに生きていける場所作るために世界征服しようとしてるんじゃないのか?と思うようになりまして。
というのは、シリーズの中で世界からロボット集めて最強ロボット選手権みたいな戦いをやらせるって話があったんですね。
そこでライトもロックも心を痛めているんですが、やはりロボットは人間並みの心を持っても人間からしたらまだ道具の域を出ない。
そして最新作の9ではロボットに稼動限界年数が決められて、それを越えるとまだ余裕で動くだろうロボットも問答無用で廃棄処分という現実があることが分かったのでそりゃあロボ愛するワイリー様にとっては心が痛い事態だろうよ、と思った。
だからロボットのおとんは子どもたちを守るために体張って戦うわけです。
体張るというのは本当に読んで字のごとく、世界最強の戦闘用ロボットであるロックマンという脅威に対し、最終的には生身の人間であるワイリー様お一人でマシーンを繰って戦いを挑むのですよ。なんという男。
普通逃げるじゃん、バスターなんか食らったら人間の体なんて木っ端微塵ですよそんな恐怖だってあるだろうにあのハゲ絶対に逃げない。
どんなに汚い方法で(人質とったり濡れ衣かけたりとかやることは結構非道)ロックを苦しめたとしても、最後の戦いでは自らが最終防衛線となって戦いを挑むのです。
男ワイリー。あの細っこい体でやることはやります。何気に身体能力高いんだよあのボディ。
あと折れない。本当折れないし諦めない。
あの人、ロックに負けると土下座して許しを請う「ふり」をします。毎度。
そして隙を突いて逃走する。生きるためなら、次の野望を培うためにならいくらでも土を舐めたってかまわない。
自分には守るべきものがあるからどんなに惨めなことになっても決して諦めない。
この強さがね、もうね、もうたまら ん
アレだけプライドの高かった男が守るべきもののためにプライドをなげうってでも生き延びようとするの!なにこれ萌える!ギャアア!
そんな中、画期的な作品がありまして。シリーズの7ですね。
たまに叫んできたことなんですがこのシリーズ、唯一ロックがワイリー様に明確な殺意を向けるシーンがあります。
戦いが終わって、土下座しているワイリー様に向かって無言で(外国版では死ねワイリーという栄えある台詞付き)バスターを発砲しようとするんですよ。
このときのワイリー様のうろたえぶりったら!
ワシを殺す気か!と、すげー信じられないって感じで。
あのですね、ロックというロボットとワイリーという人間の間には変な絆というか類似点があるわけです。
ロックというロボットは、人間を守るために同属であるロボットを壊して回る枷を背負っています。
対してワイリー様は人間を敵に回しロボットを守ろうとする唯一の人間です。
二人とも、ある意味で「プロトタイプ」同士。
世界に2人しかいない、ある意味表裏一体の存在なのですよ。
本当はお互いの心境を一番理解できる位置にいてそれが許されないそういう立ち位置。
背中合わせで立っている、同じ道を決して歩めないそういう存在なんです。
ここら辺ルパンさんと警部によく似てる。
追う追われるが当たり前すぎて、その先にある命のやり取りみたいなものがあるだなんてこのときのワイリー様は考えもしなかったんじゃないかなあ。
土下座して、まったくこの人はいつもいつも!とロックに説教されて、じゃ、逮捕ね、といったところで逃走するというパターンが主だったわけですが7だけは違った。
幸いロックは撃ちませんでした。ですがここでひとつ分かったことがあります。
ロックはワイリーを殺せるんだと。
ロボットというものはアシモフ3原則というものにしたがって作られるという前提があります。
特に人間と同じ思考を持つ高性能のロボットですから、そりゃ人間は思うわけです。
パワーも計算能力もロボットのほうが上、もしロボットが人間よりも自分たちが上だと思ってしまったらどうしよう。
そうなったら人間などロボットに支配されてしまうわけです。余裕でロボットは人間などくびり殺せるくらいのパワー持ってます。それはまずい。人間に対してはむかう手段をはじめから取り除く必要がある。
そこで3原則です。第一位の原則として、「人間を守らねばならない」というものがあります。
これぞ人間を脅威から救う最大の防衛線。ロボットは人間にたいし手を上げることが最初から出来ないように作られるわけです。
ワイリー様のロボットはその辺まるっと無視しているので余裕でその辺ぶっこわして回れますがライトさんちの子達は違うでしょう。
ロックもまた例外ではないはず。人間を守るために戦うロボットですから当然この原則は成り立っていなければなりません。
が、この子はワイリーに対しては殺意を向けました。ということはこの子の「人間を守れ/人間にはむかってはならない」というプロテクトはワイリー様にのみ解除されている疑惑があるわけです。
だから、唯一この男だけは自分の手で殺せる。それを世界から許可されているというこの事実。何という言う萌え。
そんな均衡状態危ういのに、かと思えばたまに二人して共同戦線張ったりするからたまりません。
本当にネ、目指す道が同じだったらこの人たちすげえお互いの理解者になれたんですよ。
人類に付いたロボットvsロボットについた唯一の人間 って構図がすでに滾るわけですよ。
二人して本当に孤独な戦いですある意味。
そんな殺伐とした背景をベースに、それでも今日もワイリー基地でわいわいやってるだろうおとんのことを考えると大変に萌えるわけです。
以下腐れた話
どうでもいいが、ワイリー様の真骨頂はあの流し目だと思うんだ!
公式8のポスターの流し目とかえろくてえろくてたまらんのだがもうどうしてくれようか!
あとあの骨っぽさがえろいです。首なんか片手で押さえつけられちゃうよなあとか不穏なこと考えるわけですよこの外道。
でも、でかいマシーンにひらりと飛び乗ったり飛び降りたりとか、破壊されたUFOから落下しても平気だったりとか、身体能力はめちゃめちゃ高いと思う。
で、この人天才だし背後に最強なロボット軍団控えてるしでちょっと手に入れたらおれッちの軍隊とかすごくパワーアップするんじゃね?
という不穏な軍部の皆様とかから余裕でお体狙われてそうだなあと前々から思ってるわけですが、
そういう連中の手からもとりあえず逃れて今日まで健在ということは、それなりに武道や体術を心得ていると妄想するわけです。
でもあのボディからすると警部のようなパワー対決はまず無理だろう。
敵の攻撃を受け流してその勢いを利用して相手をしとめるような、徒手格闘的なものを肉体に叩き込んでいるんだと勝手に思っている。
そんで武器にするものは銃より刃物とかそっちだといいなあ。
でも基本的に殺人はやらんのです。逃げるための手段にすめだけで無用な殺人はしない。
なぜならこの人お化け怖いから!殺した人が化けて出たらトイレ行けないじゃん!
ということで基本的に人殺しはしないんじゃないかと勝手に思ってます。
あとこれだけははずせないのですが、ワイリー様っていつも自信満々に笑っているお姿が多いんですよ。
でも時たまほんっとうにてんぱった顔するんだわ。そのときのえろさったらないね。
あの愕然としたお姿最高。あれだけの自信がすっ飛んだ無防備状態のなんとえろいことか。
何年もの間、この男をどうやったら心身ともに折ることが出来るかを妄想し続けているんだがいつかこの愕然とした顔を描いて漫画にしたいわけです。今年中に何かひとつ!
この男を危機に陥れたくてたまりません。警部についで危機的状況が似合うキャラだと信じてます。その白衣を引き裂きてえ(不吉)
そして、やっぱりロボに対する優しい表情した瞬間、これがもっとも後光差す瞬間です。
ちょっとーこのえろカリスマどうしてくれようか!
何年も人のハートを盗んで返してくれないキャッツアイ野郎め許さん愛してる。
ここまで書いてつくづく思った。
やはり自分は強くて諦めない、そして守るべきものを持つ優しいおとんみたいなキャラが好きなんだと。
恐ろしい長文になったが、また機会を見計らって今度は
ロックとワイリーの間に存在する闇と光についてすげー不穏に語ってみたいと思いますウフ。